第59話 同盟
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立つの。だからさ、一緒に協力してバイルの糞爺をぶっ潰さない?あの糞爺の悔しげな顔を見てやろうよ?』
ニッコリと素晴らしい笑みを浮かべながら言うアリアに唖然となるシエル。
アリアの後ろからルインが出て来た。
『アリアさん、そんな直球なこと言われても向こうが反応に困るだけじゃないですか』
『ん〜?でもルインちゃん、こういうのは直球が一番じゃないかな?』
『あはは…久しぶりだね』
「ルイン!!」
久しぶりに見た親友の姿にシエルは目を輝かせた。
『うん、そっちも元気そうで何よりだよ。ラグナロク作戦の行われている地域が一つ攻略されたのを見ると、ゼロ達がやったんでしょ?』
「ええ、そうよ。もしかして…」
『うん、人工太陽があったエリアは私達が無力化した。エックスと一緒にね』
「エックスも?」
『やあ、ゼロ。久しぶりだね……君達は今、エリア・ゼロにいるんだろう?』
「ああ、正確にはエリア・ゼロの近くだがな」
『そう……まさか、あの時、スペースコロニー・ユーラシアが墜ちた場所が地上の人間達の希望になるなんて夢にも思わなかったけど…』
『エックス君、感傷に浸っているとこを悪いけどさ。シエルちゃん。どうする?私達と組む?組まない?どっち?』
「ゼロ……」
「お前が決めればいい。お前の判断に任せる」
シエルが此方に顔を向けて来たが、ゼロはシエルの判断に任せることにした。
しばらく悩んだ後、アリアに向かって頷いた。
「アリア…さん…だったかしら?こちらこそ…お願い」
『OK!!今から座標送るから良かったらうちの拠点に来てよ!全員で歓迎するからさ』
モニターから映像が消えると、アリアとエックスとルインがいる拠点の座標が送られてきた。
「座標が送られてきました。………入力完了、行けます」
「ゼロ」
「ああ」
アリア達の拠点に行こうとトランスサーバーに乗り込もうとした時、偶然会話を聞いていたアルエットが入ってきた。
「シエルお姉ちゃん、ゼロ。私も一緒に行っていいかな?私もルインお姉ちゃんやエックスに会いたい」
「え…?いいのかしら?」
「向こうは人数を指定していない…別に構わんだろう。迷惑になれば戻せばいい。転送を頼む」
三人がトランスサーバーに乗り込むと、ルージュが作業を開始した。
「了解…転送準備完了…転送!!」
三人は転送の光に包まれ、アリア達の拠点にあるトレーラーの転送室に転送された。
アリア達のトレーラーの転送室のトランスサーバーに転送されたゼロ達はアリアからの熱烈な歓迎を受けた。
「やあやあお二人さん!お二人さんとは直接会うのは初めてだねえ、おや?後ろにいるその可愛い子は誰か
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