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アインクラッド篇
movement U 絶望と希望の二重奏
アマギ 其之一
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なっ!?」
「もらったあぁぁ!!」
片手半剣“最上位”ソードスキル、《コズミックドライバー》十一連撃を発動。全段ヒットし、HPを、三割以上削り取った。
Winner amagi !!
システムウインドウがそう告げた。
「満足か?これで。」
「ああ、噂以上の実力だったよ。
「そりゃどーも。ああ、約束は守ってくれよ?」
「結晶の件かね?勿論だとも。後で届けさせよう。」
「ほいよ。じゃ!」
放心状態の閃光を放っておいて、俺は取り敢えず帰った。
「ち、ちょっと待ちなさい!」
「んあ?」
転移門前で閃光が追いかけて来た。
「何だよ?」
「何故です?」
「何が?」
ここ最近コイツに質問されてばかりなので、多少の苛立ちをこめて返すが、向こうは意に介さないかのように続ける。
「あなたは、どうしてそんなに強いんですか?」
「………また難しいことを………。第一そんな事聞いてどーすんだよ?」
「……私には、どうしても強くなりたい理由があるんです。」
「……全プレイヤーの解放のため、とか言っちゃうか?」
「………何か悪いですか?」
「いや、俺には“アイツ”と肩を並べたいっていうのもあるんじゃないかなーって?」
反応は激甚だった。
「あ、な、ば…馬鹿じゃないの!?そ、そんな事ある訳な、無いじゃない!!?」
(………わかりやすっ!)
中々面白い物がみれた気がした。
「まあ、そーゆー事にしとこう。」
(しかし、強くなった理由かー、)
「………最初は茅場の野郎を一発ぶん殴ってやりたくなってね。だから何がなんでも生き残ってやらぁ!って思ってたんだけどねー。」
「………。」
「でも、姉貴が殺されてから復讐に取って代わった。来る日も来る日もソイツを殺す事しか考えてなくて、でも殺せなかったんだよなー。」
「…………負けたんですか?」
「いや、勝てなかった。負けもしなかったけどな。で、そっからシエラさんと会って、こき使われながら仲間集めて、この世界を楽しむことを知って……まあ、だから結局、この世界を『生きてる』から、かな?俺が強いかどうかしらないけどな。」
何も言わない閃光に、じゃあなとだけ言って、今度こそ転移門を潜った。
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