暁 〜小説投稿サイト〜
SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
chapter3:Take the first step(最初の一歩を踏み出せ)
[6/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
散々であり、キリトは試しに銃撃してみてリーファやシリカを巻き込みかけ、そのシリカは身長の所為か変形後の両手槍を扱い兼ねており、リーファもリーファでトリガーを押すタイミングを間違えたりと…………まともに使えているのは銃撃一徹であるシノンのみ。

 そこまで瞑想するのなら、別に使わなければ良いのではないか?

 ……されどキリトは勿論リーファやシノンも、動画でソリッド・ガイやエーデリカが使っていた様に、古参や上級のプレイヤーともなればバンバン使ってくるだろうと予想していた。
 だから少なくともキリトにとっては、傷跡を残したいと思っている為にそれらを使いこなすのは最低条件だと考え、何とか銃撃機構を使おうとし―――命中精度こそ上がって来たが巻き込みかける事も少なくは無い、という惨事を繰り返しているのだ。



 丁度、弾倉が空になった頃……眼に前に現れる獲得アイテムと経験値を示すウィンドウを見やりもせずに、中身を取り変えながらキリトはぼやいた


「剣技は何とかなるんだけどな……銃って中々難しいな……ホントに」
「剣に付いてるってところが曲者ね。構え方も変ってくるし、GGOと違ってバレット・サークルの命中補正が無いから、ちゃんと的に向けて撃たないと当たらないし」


 こうなるならばGGOで光剣ばかり使わずに、もう少しぐらいは拳銃の扱いを学べば良かったかと、今更ながらにキリトは後悔していた。


「スキルも取り始めだから、簡単な調整しかしてくれないしな。オマケに当たり前だけどモンスターは動くし、だから斬った後すぐにトリガーに指掛けなきゃいけないけど……撃とう撃とうって考えると如何しても暴発するんだよなぁ」
「そういえばキリトさんの銃撃が当たったのって、モンスターが背を向けている時が大半でしたよね……」


 安全に構えて狙える状況でしか機能しないのなら、これでは左手に銃を持った方が幾らか手っ取り早く、一見メリットが無いようにも見える。
 しかし―――キリトの持っている銃撃剣は、一つの武器で二つのアクションが行え、何より左手が開く為に幾らか選択肢が広がるので、やはりかちゃんとメリットが存在している。

 ……まあメリット云々を抜かしたとしても、それなりの得物を手に入れるまでは現状手にしている武器を使わざるを得ないのだし、今後の為にも慣れておいた方が得では有るだろう。


 溜息を吐いて銃弾を込め終えるキリト。
 そんな彼に、リーファが挙手して恐る恐る提案を述べた。


「あのさ……一回街に戻ってさ、武器の扱いに慣れてみない? ほら、コンビネーション事態はALOのプレイ歴でバッチリだし、御誂え向きに鍛錬場もあったしさ!」


 リーファの言う鍛錬場とは文字通り己を鍛える場で、店屋では変形機能や軽い素
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ