第58話 人工太陽
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危ない!!」
かわそうとするが、火球は着弾と同時に分裂を起こしたため、エックスは咄嗟にバスターの銃口からシールドを発現させた。
「それ、ランプロートXのシールドだよね?」
「ランプフロートXのチップをバスターに組み込んだんだ。使えるかは分からなかったけど試してみるものだね」
ランプシールドを構えながら言うエックス。
このシールドはかなりの耐熱性を備えており、ティターニャンの炎にも耐え切れた。
「ムカつく〜!そんなチャチな盾であたしの炎を防ぎ切れるわけないでしょ!!」
度重なるダメージや攻撃を防がれたことによって頭に血が上ったのか、地雷を撒き散らしながら突撃してくる。
「危ないな…!プラズマサイクロン!!」
電磁竜巻で地雷を巻き上げ、爆発させていく。
「っ!!」
次の瞬間には竜巻の引力に引かれ、抵抗するティターニャンにエックスがダブルチャージショットを繰り出す。
電気属性のダブルチャージショットを喰らったティターニャンは感電して動きが止まったことで電磁竜巻に飲まれ、ズタズタにされていく。
「あ…がああああああっ!!?」
電磁竜巻にボディをズタズタにされたティターニャンは力なく地面に激突した。
「終わりだね」
ダブルセイバーの片方をティターニャンに向ける。
エックスもすぐさまダブルチャージショットを撃てるようにバスターのチャージをしていた。
「あ、あたしが…負ける…?こ、こんな奴らに…そ、そんなはずない…そんなはずないんだ!!」
「命を奪うのは気が進まないけど。僕達にも譲れない物がある。悪いけど、処分する!!」
エックスがダブルチャージショットを放とうとした時であった。
人工太陽を遮っていた雲が無くなったのは。
「!?」
「暑っ!?」
急激な気温と体温の上昇に気を取られたエックス達にティターニャンは笑みを浮かべながら飛翔した。
「キャハハハハッ!あたしってばツイてる!この状態なら私の最大の必殺技を放てる!!」
先程の火球よりも遥かに巨大な大火球を作り出すティターニャン。
そのあまりの熱量にエックスとルインも戦慄を覚えた。
「これがあたしの切り札、バーニングミーティアネオ!!これでみんな燃え尽きちゃえ!!」
「やらせない!ロングスナッパー!!」
エックスのバスターの銃口から何かが凄まじい勢いで伸び、ティターニャンの腕を捕まえた。
「痛っ!?これは…ポップラン!?何であんたのバスターから…」
「はあっ!!」
一気に腕を振ってティターニャンを振り回すと、大火球はそれにより見当違いの場所に飛んでいく。
そしてそれを確認したエックスがロングスナッパーを勢いよく引くと、そし
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