機動戦艦ナデシコ
1249話
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だろう。
このままだとちょっと不味いな。
改めてサセボシティへと続く道路へと視線を向けると、そこでは多くの車がやって来ている。
幸い先頭の車は事故らなかったが、このままでは事故を起こす可能性は高い。
それでもクラクションを鳴らしてこないのは、もしかしてミロンガ改も木星蜥蜴の機体だと思っているのか?
……ないか。そもそも、木星蜥蜴に人型の機体は確認されていない。
バッタ型とか、アリ型とか、そういうのが多い。
それで何で木星蜥蜴なのかはちょっと疑問だが。
この名称、誰が考えたんだろうな?
そんな風に考えつつ、機体の状態をチェックしていく。
ミロンガ改の武器は、ビームマシンガンにエナジーウィングから広範囲に射出する刃状エネルギー、肩に装備されたS-11ミサイルと、近接攻撃用にビームサーベル。
正直、機動力と運動性能以外は誇るべきところはない汎用機といった印象だ。
まぁ、エナジーウィングから放たれる刃状のエネルギーは今回みたいに小さくて数だけが多い敵を倒すってのには向いてるが。
あと、ミロンガ改の奥の手でもあるリミッター解除。
……こうして羅列していくと、何気に結構高性能な機体なのは間違いない。
ともあれ、唯一の実弾兵器でもあるS-11ミサイルは全弾装填完了済み。
ミロンガ改が空間倉庫に入っていた事もあって、予備のミサイルも空間倉庫にストック済みだ。
もっとも、補充するには一旦ミロンガから降りる必要があるだろうけど。
ブラックホールエンジンも通常稼働しており、ビーム兵器、エナジーウィングへのエネルギー供給も十分。
よし、機体のコンディションは全く問題ない。
「さて、じゃあ……この世界初の戦闘だ。俺という存在をこの世界の者達に焼き付けるために……行くか」
その言葉と共に、テスラ・ドライブを起動させてミロンガ改は空中へと浮かび上がるのだった。
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