機動戦艦ナデシコ
1249話
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るくらいだ。
そう考えると、当然レーダーの類も万全な訳であり……まぁ、ASRSを使えばいいんだろうけど。
ただ、こんな街中を移動したり空間倉庫に出したり入れたりするのも面倒だし、そう考えるとこのまま走って行った方がいいだろう。
影のゲートも考えたけど、あの3人の位置を確認する為に何度も地上に顔を出すのは面倒だし。
「じゃ、そういう訳で」
取りあえず自分がやるべき行動を決める。
どのみちこの世界の原作知識はないんだし、どう動いてもそう大差はないだろう。
そのままランニングをしている風を装い、人間よりも少しだけ早い速度で走り続ける。
こういう事は滅多になかったから、何気に面白い。
そうして半ば夜の景色を見ながらの観光といった感じで数時間程走り続け……夜中になってさすがに飽きてきた頃になると、道の先に大きな街が見えてくる。
海に面しているその街は、確かにかなりの大きさを持っていた。
それはいい。それはいいんだが……
視線の先の空中で、戦闘機が黄色の機体……バッタとか言ったか? それの放ったミサイルによって爆発、四散していた。
うん、間違いなく襲われている。
俺の予想通り、これが原作通りの展開なんだろう。
軍事基地が完全に戦場になっているんだが、これをどうしたもんだろうな。
ぶっちゃけ、機動戦艦ナデシコってタイトルなんだから、多分そのナデシコとやらが出てくると思うんだけど……その気配は一切ない。
それどころか連合軍の基地が一方的にやられており、このままだと佐世保……いや、サセボシティの方にまで被害が出かねない。
さて、俺が介入してもいいものかどうかと一瞬迷ったが、すぐにその考えを改める。
どのみち俺がこの世界にやって来た以上、原作には関わらざるを得ないだろう。
どんな原作なのかは分からないが、それでも関わらないという選択肢はない。
この世界の技術がどんな技術なのかは知らないが、原作に関わることによりその技術を得やすくなるというのは事実だ。
……事実なんだけど……
「この世界の連合軍は特にこれといった技術がないんだよな。戦闘機とか戦艦とかそのくらいで。寧ろ木星蜥蜴の無人兵器の方が、まだ興味を引かれる」
バッタはメギロートと似たような感じで、更に小型の機体だ。……まぁ、攻撃方法がミサイルしかないらしいけど。
それでもレモンなら結構興味深いと思う筈だ。
ま、理屈は色々あれど、あの戦闘に参加した方がいいと思うのは、俺の勘なんだよな。
念動力ではなく、純粋に俺の勘。
そうなると、次に問題になってくるのは何の機体で介入するかだ。
候補としてはニーズヘッグ、サラマンダー、ミロンガ改。
まずニーズヘッグは問答無用で却下。
俺の切り札であり、いざとな
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