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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第40箱 「もうっ! めだかちゃんにセクハラなんて、許さないよっ!!」
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ら専門分野といっても、めだかさんと勝負になるのは 俺かアンタくらいでしょう」
その隣には、先程まで善吉と喧嘩していた阿久根先輩。まだ、顔は赤い。……めだかちゃんの姿を見たからだろうか。
「くくっ そーかもな! ウチとしては もう1人の荒らし君……。いや、ボランティアクンかな? その劉一クンの実力の程が見れそうなんが楽しみや!」
鍋島先輩は、劉一を見て妙に笑っていた。どちらかといえば、めだかちゃんより、善吉より、劉一に注目をしている様だった。
「……噂によれば黒神ちゃんは、例の劉一クンに惚れてるらしいで? 阿久根クン」
まるで、焚き付ける様に 鍋島先輩は阿久根先輩にそう言う。
そして、めだかちゃん関連に関しては、沸点が非常に低い阿久根先輩は、突沸した。
「なっ!!! そ、それは 本当ですか!!!!」
鍋島先輩に、掴みかかる勢いで、訊いたのだ。
「近いで? ジブン……」
予想通り、ではあるが、ここまで接近されるとは思ってなかった様で、手で 阿久根先輩を抑えた。
「ってか、ウチより 善吉君に聞いたら早いやん?」
鍋島先輩は、そう言うと、善吉を指差した。
「はっ!! そうだ、おい!!
害虫
(
ムシ
)
!」
今度は、善吉へとと掴みかかった。鍋島先輩と違うのは、本当に胸ぐらを掴んだ所だろう。
「近いですよ? ……阿久根先輩?」
顔を引きつかせながら答えた。顔が物凄く近いのだ。おまけに胸ぐら掴まれているから、尚一層顔が近い。
「……さっきの話しは本当なのかっ!!」
全く聞いてない阿久根先輩。善吉はいい加減にして欲しかったのだろう、ため息を盛大に吐いた。
「はぁ〜…… いい加減離れてくださいよ! めだかちゃんが 人を好きなのはアンタもよく知ってるでしょ? 今更 驚く様な事ですか?」
劉一とめだかちゃんについては、より深い。
今までの相手とは全く違う事は違う。だけど、それを正確に、阿久根先輩に話すと、更に面倒な事になりそうだったから、それ以上は言わなかった。
と言うのは、建前。実は善吉も少し嫉妬していたり……? ←「よけーな おせわだ!!!」
色々と外野が煩い状況だったが、めだかちゃん式の選別は始まっていた。否、柔道鑑定が始まっていた。。
「よおし!! だったら最初は俺からだ!! オレは副部長の城南だ! それに、フツーに考えたら次の部長は間違いなくオレだろーし!」
天地魔闘の構えをしているめだかちゃんの前に、名乗りを上げた者が1人いた。
「はぁ……、命知らず、だね…… あんな下心満載でかかってきたら、怪我じゃすまないかもしれないよ? ストレッチ、ちゃんとしてるのかなぁ……」
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