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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#28 カイツールを目指して
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が、動き自体は遅いから、不意打ちを受ける事はなく、アルは即座に反応して、炎と雷の融合した譜術を発動させた。
ゾンビは炎に弱く、動きを止めた上で 雷でトドメをさした。丁度固まっていた為、ゾンビの群れを一掃させた。
「ひゅう♪ サンキュ アル!」
ガイも、突然の出現に、慌てて迎撃体制を取ったのだが 杞憂だったと判断し、刀を鞘に収めた。
「いやいや。ガイにはさっき助けられたしね、お互い様だよ」
アルは笑って親指を立てた。
そんな間に、ミュウがアルの周りに飛んできた。
「凄いですの!! 火と…、それに雷なんて、ミュウ初めてみたですの!!」
「あはは!」
アルの胸にめがけて飛び込んできたから、アルはミュウを抱きとめた。
「ほんとね…… そんな譜術まで使えるなんて。本当に感服するわ」
ティアもやってきた。
本当に感心してくれていた様だ。穏やかにティアは笑っている。
「……え、えと……、あ、ありがと。照れるから……その………//」
ティアにそう言われて、これまでは普通に話をしていたアルがあっという間に変わった。そんなアルを見ていたガイはと言うと。
「なぁ? ルーク。アルって、他人に言うのはOKなのに、自分が突っ込まれるのは、大分弱いんだな?」
「はぁ、みてーだな」
ルークも、こればかりは流石に呆れた様子だった。譜術は驚愕するけれど。ガイとは違った反応だ。
「そういえば アル」
イオンが、アルに話しかけた。
「ん? どうしたの? イオン」
アルは、足を止めてイオンの方に振り返る。
「その、以前話してくれた幻聴は、大丈夫なのですか? アルを見ていたら、時折顔を歪ましているように見えましたので」
イオンは、皆が戦っている間も、ずっと心配をして見てくれていた。それはアルだけではなく、全員を。そんな中で、アルは 戦闘中。全く攻撃を受けていないと言うのに、時折顔を歪めているのが、何度かあったから。
「……ありがとう。イオン 心配してくれて」
アルは、イオンにお礼を言った。そして イオンは笑っていた。
「僕はお役に立てませんし」
「そんな事ないよ。……だって、イオン。君のおかげでオレの故郷の、……アクゼリュスを救えるかもしれないんだから。だから、オレにとっては、恩人には違いないんだよ。後、幻聴の事だけど…… うん まだ、ちょこちょこ聞えてくるよ。でも、大丈夫。ただただ ちょっと戦闘中はやめてほしいなぁ、って思って、それがきっと、顔に出ちゃったんだね」
アルは、そう言って苦笑いをしていた。
「……アル。お前はどういう風に聞えてくるんだ?」
気になったのだろう、ルークが聞いてきた。
同じ症状が出
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