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第一章
観れば酷いことに
この日中山弘泰は自分の部屋のテレビで野球の試合を観ていた。カードは阪神対横浜である。彼は阪神ファンでありそうしてだ。その試合でも当然阪神を応援していた。
ところがだ。その阪神はというと。
負けていた。まずはだ。
先制点を取られた。そこで彼は家族に呼ばれた。何かというと夕食だった。それを食べに一階で夕食を食べる。それから戻るとだった。
テレビをまた観る。すると。
テレビを点けたその瞬間にだった。横浜のローズが打ちだ。ランナーが次々と帰ってきた。それで今度は体力得点だった。
それでスコアボードを観ればだ。その有様は。
「何だよ、まずいなこれ」
何と一対五だ。横浜が勝っていた。彼がテレビを点けるとだった。どうもその度に得点が入っているような気がしてきた。
それで不機嫌になってしまった。だがそれでも試合を観る。確かに今は阪神にとってよくない状況である。しかし彼はその状況に諦めてはいなかった。
「観てたら逆転する可能性だってあるしな」
そこかけたのである。確かに今は負けている、だが野球は逆転があるスポーツだ。だからだ。彼は阪神を信じてそれで試合を観続けるのだった。
試合は終盤に入ろうとしていた。横浜優勢のまま進もうとしていた。ここでだった。
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