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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL8 ブラックサレナとユリ
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面の男が殴りかかって来た。
「ふべっ!?」
だが、その男の拳は空を切る。その代わり、男は地面に倒れ伏せていた。
「なっ!?」
周りの男達も驚きを隠せないようだ。
まあそれも仕方がない、何せ本当にあっという間の出来事であったから。
「遅えよ………」
俺は向かって来た男の顔を押すようにして地面に倒した。掌底によるカウンターだ。
倒れた男は何をされたかイマイチ分かってないだろう。顔を手で隠されたかと思えば、気が付けば視線の先は空の景色だからだ。
「手加減したんだ、意識はあるだろ?お前らもそろそろ退散した方が良いぞ?さっき警察に連絡しといた。もう直ぐここに警察が来るぞ」
そう言うと流石に警察はたじろぐ男達。
「ふ、ふざけるな!!このままやられて黙ってられるかよ!!」
倒れた男がふらつきながら立ち上がる。
「おい。警察はやべえよ………」
「今日は退散しようぜ………」
「おい、お前等!!」
仲間がどんどん退散していく中、倒れた男だけが1人残っている。
「どうする?やるか?」
「………ちっ、このカリは絶対に返すからな!!覚えてろ!!!」
そんな捨てセリフを残し、男達を追って、去っていった。
「…………」
「おっと、ディア」
膝から崩れ落ちそうになるディアを支える。
「すまん、流石に無理をしたみたいだ」
「全く、意外と無鉄砲なんだな王様」
そう言うと不満そうにそっぽを向くディア。
「………だけどカッコよかったよ。いち早く動いたもんな。他の人じゃ出来ないことだ」
「………我こそ。レイありがとう。おかげで助かった」
笑顔でお礼を言うディア。その笑顔は今までのキリッとしたディアでは無く、優しさの満ちる可愛らしい顔であった。
「………レイ?」
「な、何でも無い!それよりも、この商店街はあんな奴等がいつもいるのか?」
「いいや。………だけど最近よく見るのだ。だから商店街の人達も対応に困っててな。もし警察を呼んで、後日報復があったりしたらと思う者も多いらしい」
「ふぅ〜ん………」
最近よく見ると言う言葉に少し引っ掛かりを覚えた零治だが、その答えは出ないまま。
「レイ、お礼として今日の夕飯、レイの好きな物で良いぞ?何が良い?」
「そうだなぁ………」
その後、ディアとの買い物を堪能したのだった………
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