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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL8 ブラックサレナとユリ
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……魔力が満タンにならないと再展開できない上、回復スピードも通常の2倍以上かかるから相当時間が必要になるわ。あっ、途中で換装を解除した場合は再展開可能よ。その代わり魔力は回復しないけど」
「うん?うんん!?」

レヴィの頭は既にパンク寸前だ。かく言う俺も辛うじて付いていくのに精一杯だが………

「レイ、まとめてみよ」
「えっ!?俺!?ユーリ頼む!!」
「えっ!?あっ、はい」

そう言って無言でずっと書いていたメモを見直すユーリ。とても勤勉で良い子だ。

「レイのカードですよ?」
「うっ!?分かったよ、えっと………」

ディアの無茶振りに文句を言いたいが、シュテルの言う通り俺のカードなので渋々話をまとめてみた。

「ブラックサレナは索敵、防御を目的としたカード。強固であり、攻撃力もあるが燃費が悪い。更に魔力回復が低いので、ガス欠になり易い。一度魔力切れやダメージで換装が解けたらそのゲーム中は再展開出来ない。なお出来ないこともないが、オススメしない。………こんなもんか?」
「それだけ分かってれば大丈夫よ。全く、本当なら本人が話すべきなのに………」

だが仮にユリに話をされたら絶対に理解出来ない姿が容易に想像できる。

「レイ、レイ!!ブラックサレナってロボットなんでしょ!!かっこいい?かっこいい!?」
「レヴィ、少し落ち着け………まあカッコいいと思うよ。俺も結構気に入ったから」
「本当!?じゃあユリが来たら早速デュエルしよ!!」
「………考えとく」

そう言うが、レヴィに続き、ディアも興味がある顔でこちらを見ており、これは断れなさそうだ。

(ボロ雑巾の様に絞られるんだろうな………)








「お待たせ、終わったよ」
「やっぱり外は素晴らしい!!あっ、焔こんにちは。相変わらずペタンコだね!!」

と焔にいきなり毒を吐く少女。
焔と同じ人形の様な大きさで、黒のゴジックドレス。銀色のツインテールで色白の肌と、焔以上に人形の外見だ。

「相変わらずってどういう事よ!!これは私が望んだわけじゃ無く、元々………」
「うん、ちゃんと設定通りになって良かった」
「設定通り………?まさかあなた、私が知らない内に!!」
「隙だらけな焔が悪いんだよ〜!!」

と言い残し、焔から逃げようとするユリ。
しかしそれを俺はしっかりと片手で捕まえた。

「あれ?マスターどうしたの?」
「ユリ………」
「えっ?違うよ〜!今の私は闇に染まった月の使者クロ……」
「歯食い縛れえええ!!」
「ふぇ?えええええっあぶっ!?」

俺は怒りを全て込め、ユリをメンコの様に地面に叩きつける様に投げた。

「………えっ!?零治君何してる
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