暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL8 ブラックサレナとユリ
[3/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
だ無駄な動きが多い。だからそこまで疲労が出るんだ」
「分かってますよ………」

一心自身も分かっている。一応初めた頃から比べたら見違えるほど上達しているのだ。

「くそっ……」
「ふふ、まあ最初と比べたら随分と成長したんだ。私を倒すのにはまだまだだが、いずれ追いつく日が来るだろう」
「いずれ……か」

その言葉が一心には1番悔しかった。
最初こそ、何としても勝ちたいから、次第にこの人の隣に立ちたいと気持ちが変わっていた。


凛々しく、美しく、そして何よりも強いこの女性に………
そして一心は1つ心に決めていた。それは………

『シグナムさんに勝ち、認めてもらえたら告白する』

しかしその道のりはまだまだ遠い………

「そう言えば明日から入学式か?」
「はい。明日から高校デビューっす」
「確か……」
「天央付属高等学校です」












「ジリリリリリリリリ!」
「………」
「ジリリリリリリリリ!!」
「………んっ」
「ジ、ジリリリリリリリリ!!!」
「うるせえ!!」

耳に直接聞こえる叫び声のような声をきき、怒鳴りながら起き上がる。

「はぁはぁ………おはようマスター………」

声の正体は黒いゴジックドレスを着た銀髪のツインテールの女の子だ。しかし大きさは焔より少し背が低い。

「俺、確か目覚ましよろしくって言ったよな?」
「?だから目覚まし」
「誰も直接言えなんて言ってねえよ!!」

と怒るも、本人はごめんなさいと舌を出してテヘペロと謝った。
絶対悪いと思ってないだろうが、朝っぱらこれ以上怒る気になれないので諦めた。

「ユリ、マスター起きた?」
「私の目覚ましパワーでね!!」
「?まあいいわ、王様がご飯できたって」
「分かった、準備していく」
「了解」

返事を聞いた焔は下へと降りていく。

「あっ、待ってよ焔〜!!」

その後をユリが追いかけれ行った。

「………あいつすっかり馴染んだな」
















「それじゃあまたホルダーを預かるよ。今回は前もって準備していたから2時間くらいで作業を終えられるかな」

ヴィータとの戦いの後、帰宅し食事を済ませた後だ。

「前もって準備していたってどういう事ですか?」
「ごめんね零治君。実は焔を造った時に既にユリの存在がある事は知っていたんだ。だけど驚くかと思って内緒にしていたんだよ」
「そうだったんですか………じゃあ焔も」
「当然よ。だけどもう現れるとは思っていなかったわ。それに1番最後だと思ってたし………」
「最後?」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ