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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL8 ブラックサレナとユリ
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家族の皆は誰も起きておらず、静かなリビングに1人だ。
「………よし!!」
顔を洗ったり、寝癖を直したりして、準備を終え家を出てその前で軽く準備運動をする。
「行くか!!」
そして黒崎一心は走り始めた………
「おはようございます、シグナムさん」
「ああ、おはよう」
走り始めて20分ほど。一心は少し大きめの公園へたどり着いた。中ではピンク色の髪の女性が入念に体操をしていた。
「ちょっと遅れましたか?」
「いや、私も着いたばかりだ。だからまだストレッチ中だ」
足を開き、身体を前に伸ばし大きく身体を反らす。
「……っ!?」
その度に強調される胸と、身体を伸ばした際にちらりと見えた肌の白さに一心は目のやり場に困るが本人は全く気にしていない。
「さて、一心は既に身体は温まっているようだし、早速始めるか?」
「は、はい!!」
そう言われ、一心は慌てて近くのベンチに立て掛けてあるスポーツチャンバラ用の刀を手に取った。
「ルールはいつも通り、剣道と同じで、決められた方の負け。それでいいな?」
「了解です」
とは言ったが、このルールは2人だけのもので、実質剣道からかけ離れたルールとなっている。
簡単に言えばチャンバラだ。いかに相手を制するか、それを競い合うのだ。
「ではいくぞ!!」
そう叫ぶと同時にシグナムは一心に斬りかかった。上からの袈裟斬りに一心はしっかり見極め、刀で受け止める。
「ふっ!!」
シグナムは何度も同じように斬りかかる。単調に思えて、隙の無いシグナムの攻撃に受け止め耐えるしか出来なかった。
「どうした、守るだけか?」
「まさか!!」
受け止める瞬間、一心は前に踏み出した。単調なタイミングで斬りかかっていたシグナムのリズムが崩れ、力が弱まる。
「よしっ!!」
その隙を一心は見逃さなかった。
シグナムの刀を受け流し、体勢を崩したところを狙う。
これが一心の考えた作戦だった。
……だが、
「甘いよ一心」
シグナムはその先を読んでいた。受け流した筈が、シグナムの体勢は崩れていない。
「だが、まだだ!!」
受け流しに失敗したものの攻守変更が出来た事により今度は一心が攻める。
「こんなものか?」
「まだまだ!!」
朝から2人の対決は白熱していた………
「ふぅ……いい汗かいた」
水道で豪快に頭を洗い、タオルで拭く。水で艶が出たピンクの髪はとても色っぽく見える。………が一心はそれを楽しむ余裕は無かった。
「はぁ…はぁ………」
やっと息は整い、立ち上がる。
「ま
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