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緋弾のアリア 憧憬の銃士
Episode 1 - Armament Detective
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た。

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数日後___

「よ、雪和。」

バス停へ向かう途中、雪和を見かけた智樹は、そのまま声をかける。

「ん?坂上か。」

「・・・」

智樹は雪和が肩から下げているアタッシュケースを見る。

「なあ、雪和。」

「なんだ?」

「なぜこいつをいつも肩から提げているんだ?」

そう言い、智樹がそのアタッシュケースに触れようとしたその時。

「触るな!」

そう叫び、智樹の手を弾く。

「雪和.....?」

「す、すまない。」

「いや、俺も悪かった.....それはなんなんだ?」

「____形見だよ。」

「北茅 俊一のか?」

「____詮索はしないでくれ。」

「.....悪かったな。」

「いや、大丈夫だ。____いこう。」

「そうだな......」

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「このように、数式は_____」

教師の話を聞き流しながら窓の外を眺めている。

俊一......彼を探すのなら、やはり強襲科(アサルト)ではなく探偵科《インケスタ》に入るべきだったな......
____いや、俺は俊一を探したいんじゃない。俊一の背中を追いたいんだ。
いつまでも......いつまでも......

「紅楼寺。」

教師に名を呼ばれ、雪和はそちらの方に顔を向ける。

「この問題の答えはなんだ?」

黒板をみると、(x+5)?と書かれている。

「x?+10x+25」

「正解だ。だが、ボーッとしてはいかんぞ。」

「・・・」

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「おい、坂上。起きろ、坂上。」

「ん......?雪和か......どうした......?」

「とっとと着替えろ。身体検査だろバカ。」

「ぇ......ん......・・・」

暫しの沈黙の後。

「だあああああ!!今日身体検査じゃねえか早く行かねえと!!」

「だからそうだつってんだろ。とっとと着替えろ。」

「おう!」

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雪和はストレッチをしながらすぐそこで何かの書類を眺めている2年の先輩をみる。
おそらく自分達の名簿だろう、と雪和は想定した。

「坂上。」

「ん?なんだ?」

「いくら見てもその壁は透けない。女子のブルマ姿を見る
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