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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
任務-ミッション-part1/囚われた者たち
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姿は…!?)
男が変身したその姿がどこからどう見ても、人間の姿ではなくなっていた。

その男の正体は…かつてウルトラセブンと戦ったことのある異星人…『甲冑星人・ボーグ星人』だったのだ。

「ば、化け物め!!」
最後にもう一人、風魔法の呪文を唱えていた男子生徒が恐怖に駆られ、ボーグ星人に向けて一発の魔法を発射した。しかし、直撃したというのにボーグ星人は何ともなさそうに平然としていた。
「ま、魔法が効いていないだと!そんな馬鹿な!!」
今放った魔法はエア・スピアー。食らえば敵の体に穴をあけることだってできる。奴を刺殺して脱出を図る目論みだったが、敵の予想以上の頑丈さにあっさりと破られてしまった。甲冑星人の名は伊達ではなかったのだ
その生徒も、さっきの二人と同様に、今度は喉を撃ち抜かれてしまい、そのまま死亡した。彼の周りにいた生徒たちは。血の池を作りながら倒れ行く彼を見て、より一層恐怖した。
「奴隷にしか使えん屑が、ほんのちょっと変わった能力を持ったくらいで威張るな。もう一度言う。おとなしくしていろ。さもなくば…」
ボーグ星人は親指を床の上に倒れこと切れた男子生徒に突きつけながら言った。それ以上誰も言わなかった。恐怖に包まれ、大人しくするしかなかった。
「安心しろ。逆らわなければすぐに殺したりはせん。無論逆らえばこいつらのようになるがな。我々はあくまで貴様らの生態データがほしいだけだ。しばらく時間が経ったらまたここに来る。その時順番に用を済ませて解放してやろう」
そう言い残し、ボーグ星人は扉を閉めて去って行った。



先日の会談にて、アンリエッタから再び依頼された任務のため急遽トリスタニア方面へ向かうことが決まったサイト・ルイズ・ハルナの3名。いざホーク3号に乗って一気に行こうと考えて、ホーク3号の状態を確認しに来たのだが…。
「うーん…」
さっそく問題発生。実はまだ修理が完了していなかった。無理もなかった。いくらガンダールヴのルーンで使用方法を学べても、精密な機械…それも怪獣や星人と戦うための兵器となると、素人のサイトに修理など無茶な話だった。
「なぁゼロ…お前機械の修理とかできない?」
頼みの綱のゼロに頼んでみたが、帰ってきた答えは残念なことにNoだった。
『無茶言うな。俺たちには本来他の惑星の機械技術を学ぶ機会なんてねぇんだぜ。詳しい奴がいたとしても、そいつは俺と違って地球に長期滞在したことのあるウルトラ戦士くらいだ』
「そっかぁ…」
地球に長期滞在したことのあるウルトラ戦士といえば、ウルトラ兄弟たちくらいだ。ゼロが知っているはずもない。それに気づいたサイトは肩を落とした。
「平賀君」
すると、後ろからハルナの声が聞こえてきて、サイトは彼女の方を振り返った。
「あぁ、ハルナか。準備できたのか?…って、そ
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