暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
会談-ブリーフィング-
[10/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
だけにMACが悲劇的な壊滅を遂げたことが頭の中に焼付いた。
「まだ少し理解しがたい部分こそありましたが…とても参考になりました。ありがとう、サイトさん」
「いえ、お姫様の力になれて、俺も嬉しいですよ」


それからしばらく会議が続いた結果…

・ケムール人およびそれに組する者たちによって誘拐されたと思われる学院の生徒の救出、および犯人の追跡。

・トリステインを内部から蝕む貴族の排斥
・連絡のつかなくなったシュウの捜索
・対怪獣対策組織の編成。サイトとシュウの存在が必須


以上が今回の会談で決まった今後の方針である。
しかしコルベールも言っていたとおり、まだ戦い慣れてもいないサイトたちに全てを任せるわけに行かないので、アンリエッタもタルブの戦いでの勝利で得たアルビオン軍の捕虜やレキシントン号などの奪取兵器など、可能な限り軍の建て直しを図ると告げた。


「それで…また街に行くことになったの?」
部屋に戻ってから、二人は待っていたハルナとシエスタに会談のあらかたの内容を伝えた。
「ええ、これは姫様から頼まれた大事な任務よ。
レコンキスタや怪獣のほかにも、サイトやあなたも知っている『宇宙人』ってやつらの脅威も、先日の事件で明らかになったの。けど今のトリステインは戦闘員を補充する余裕もない。しかもその候補者である魔法学院の生徒たちは行方が分からなくなっているわ。今回の任務は、脅威に立ち向かうだけの戦士を見つけ育てるため。そのためにもサイトと私の力が必要とされたのよ」
「そう、ですか…」
となると、またサイトは危険なことに首を突っ込むこととなるのだ。しかもサイト自身に不満そうな様子はない。自ら望んでの決断だったに違いない。
サイトは一緒に地球へ帰ると約束してくれはしたが…。
「ねぇ、平賀君。ルイズさん」
ハルナはこらえきれず、二人に向かっていった。
「私も連れて行って!」
「ハルナ…!?」
自分も連れて行ってほしいと申し出てきたハルナに、サイトは目を丸くしたが、すぐにその意図を理解した。サイト以外に傍にいて安心できる人間がいない。そのサイトがここを離れる以上は自分もついていきたいと願うのは当然だった。
「駄目よ。これは危険が伴う任務なのよ。場合によっては敵と戦うことになる。あなた、戦うことはできないでしょ」
「それは、そうですけど…」
サイトやシュウと違い、同じ地球人でありながらハルナには戦闘力はないし、経験も全くない。攻撃魔法を持つルイズのような特技もないので、任務に連れて行くには、きついいいかたいになってしまうが足手まといになる。
「ルイズ、悪い。ハルナも連れて行ってやってくれ。ハルナは、俺以外に頼れるやつがいないんだ。別にハルナを戦わせるわけじゃないだろ?ただ、トリスタニアのどっかに拠点が必要
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ