アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第十六話 Let`s お仕事
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ルナに見送られ、依頼品を集めに出かけるソレイユとそれに同行することにしたキリトは二十二層の転移門に向かって歩いていた。転移門が見えてきたところで、ソレイユは今後のことをキリトに話そうとしたところでソレイユにメールが来たが、即座に返信をして、改めて話していく。
「とりあえず、依頼品を集めることが先だな」
「場所はわかってるのか?」
「ああ、問題ない。んじゃ、行くぞ」
そういって、転移門で移動するソレイユにキリトは続いていった。
◆
一つ目の依頼品
「〜〜〜♪〜〜〜♪〜〜〜♪」
鼻歌を歌いながら五十三層にある洞窟のダンジョンの中を歩いていくソレイユ。そのあとに続くようにキリトが歩いていくが緊張感のかけらもないソレイユに呆れていた。
「なぁ、ソレイユ・・・」
「なんだい、キリト君?」
なかなか高いテンションなソレイユについていくことができないキリト。それでも二人は歩みを止めずにダンジョンの奥へと歩いていく。
「お前、いつもこんなことしてるのか?」
「こんなことって、生産職の依頼のことか?」
聞き返してくるソレイユに頷くキリト。リソースを奪い合うMMORPGではソレイユのようなことをやるようなプレイヤーはそうはいないだろう。何かしら深い意味があってやっているのではないかと思っているキリトであったが、そんなキリトをよそに、ソレイユはサラッと言った。
「別に大した理由はないんだけどな〜。まぁ、強いて言えば暇つぶしだよ〜」
予想外の答えにずっこけるキリト。前を歩いていたソレイユは足を止め、不思議そうにこけたキリトを見ていた。
「何してんだ、お前?」
「い、いや、なんでもない」
ソレイユの言葉に返答しながら立ち上がるキリト。それを確認したソレイユは再びダンジョンの奥に向かって歩みだしていく。キリトはどこか腑に落ちない表情でソレイユの後をついていく。
少しの間歩いていくと、開けた場所に出た。ドーム状に広がり、一種類のモンスターが数匹徘徊していた。それを確認したソレイユは、キリトに今回の目的を告げた。
「相手は、あれだ。モンスター名は≪クリスタル・リザードマン≫。攻撃方法は体当たり、火炎ブレス、石投げ、剣での攻撃だ。攻撃力はそんなに高くないが防御力が高いから粘り強くがんばれ」
「わかった。それで、何が目的なんだ?」
「あいつを倒したときにもらえる≪アダマント・インゴット≫だ。あいつらを全部倒してしまったとしても、数分後には無限にリポップするから、目標数に至るまで狩り続けられる」
「・・・ちなみに聞きたいんだけど・・・」
「なんだい、キリト君?」
いやな予感がするキリトにソレイユは首をかしげながら反応した。予感が外れてくれと願
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