アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第十六話 Let`s お仕事
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いながらキリトは口を開いた。
「・・・何個集めるんだ、それ?それで、どのくらいの確率で出るんだ?」
「あれ、言ってなかったっけ?」
聞き返してくるソレイユに無言で首を縦に振るキリト。ソレイユは頭を掻き、笑いながら謝ってきた。
「やっ、すまんすまん。えっと、目標数は二十個。出る確率は三%くらいだったかな。大丈夫だ、おれとお前ならすぐ終わる」
「ちょっとまてぇぇぇぇぇっ!!」
有り得ない数字を聞いて絶叫するキリト。例えるなら、モン○ンで天鱗クラスのものを短時間で二十個も入手するといっているのだ。いくら二人でやるからと言っても無理無茶無謀の三拍子がそろっている。というか、そんなところは通り越して、もはや不可能である。そんな勝ち目のないチャレンジをやろうとするソレイユを何とかして止めようとするキリトであったが、その行動に移る前にソレイユは≪クリスタル・リザードマン≫と戦っていた。それを見たキリトは逃げ出したい気持ちをぐっとこらえ、≪クリスタル・リザードマン≫に突っ込んでいった。
――――、一時間後
「・・・・・・・・」
「・・・よし、これでここには用はないな。次行くぞ」
何とか一時間で目標の数を集め終わったソレイユとキリト。ソレイユはなんてことない顔でアイテムウインドウを見ているが、キリトはぐったりした様子で座っている。集めた数はソレイユが十八個、キリトが二個である。どこか理不尽めいたものを感じるキリトであったが、文句を言う気力すら残っていない。最初からこれなのだ。次に来るものの予想をしようとしてキリトは考えるのをやめた。挑む前から意気消沈しそうだったからである。
◆
二つ目の依頼品
次にソレイユたちが足を運んだのは三十九層にある山に来ていた。らせん状に続く山道を、ホップしてくるモンスターを倒しながら登っていくソレイユとキリト。
「・・・で、次は何を取りに行くんだ・・・?」
一つ目の依頼品ですら難易度が高かったのだ。二つ目に来るものはどんな無理難題なのか、果てし無く不安に感じてしまうキリトだったが、ソレイユは首を横に振りながら口を開いた。
「安心しろ、先ほどのような難題じゃねぇよ」
「・・・・・・」
ソレイユの言葉を聞いても安心できないでいるキリト。ソレイユとキリトの認識には大きな差があることが最近になって理解できるようになっていたため、なおさらそう感じてしまうのかもしれない。
そんなことを思いながら歩いていくと頂上が見えた。登りきるとそこは開けた空間になっており、そこには二メートルくらいの虹色の孔雀らしきものが数えきれないほどいた。それを見たキリトは開いた口がふさがらないでいたが、そんなキリトに構わず説明するソレイユ。
「あれは≪レインボー・ピー
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