第2章:埋もれし過去の産物
第28話「闇の欠片」
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.それは嫌だなぁ...。」
さっきのように性格の違いで厄介な場合もあるから、それは嫌だ。
「....幸い、偽物だとデバイスまでは再現しきれてないみたいだが...。」
「でも、それってインテリジェントデバイスの時だけだよね?」
「...厳密に言えば、高度なAIを持ったデバイスは....かな。」
高度のAIがあると、マスターをサポートするからな。リヒトやシャルだって助言してくれるし、インテリジェントデバイスならなおさらだろう。
「一度僕の推察も交えて闇の欠片の特徴を纏めてみよう。」
「色々と分かってた方が対処も楽だもんね。」
...と言っても、解析魔法と実際に戦って思った事ぐらいしか分かってないけどな。
「まず、闇の欠片は僕ら...厳密に言えば結界内にいる人物の記憶から作られている。」
「その人物の事を鮮明に覚えてればその分細かく再現されたりするのかな?」
「さぁ?そこまではまだ分からないけど...。次に、戦闘力。これは偽物と言えるだけあって本物より弱いのが普通だな。...王牙の場合は油断や慢心がない偽物の方が厄介だけど。」
それでも僕と緋雪で攻めればあっさりと倒せるぐらいには偽物は弱い。
「...で、闇の欠片がどこまで再現してるかだけど...。おそらく、デバイスと耐久度以外はほとんど再現されていると言ってもいいね。記憶を含めて。」
「デバイスはAIの部分で再現しきれないのは分かるけど...耐久度?」
耐久度に関しては分からないのか、緋雪は疑問に思う。
「闇の欠片は見たところ、魔力で作られた生命体のようなものだ。よって、魔力ダメージだけにする非殺傷設定で攻撃しても非殺傷にはならない。その部分がオリジナルよりも耐久度が低い要因となってると思ってる。」
「そういえば、さっきもレーヴァテインで真っ二つにしたっけ?」
「幸い、魔力で作られたからかグロい状態にはならないけどな。」
いくら殺してしまう覚悟とかはあっても、グロいのは耐性がないとな...。
「...それと、闇の欠片って名前なだけあって、少しでも大ダメージを喰らえば偽物を作る術式と言うか...基盤のようなものが崩れるんだろう。それだけ脆い存在になっているのも、耐久度が低い理由の一つだ。」
「なるほど.....。」
ただ、攻撃力は変わらないっぽいからそこは気を付けないとな。
「...で、これは多分一番重要な事なんだけど...。闇の欠片は、オリジナルと性格が違う事がある。例えばさっきの王牙のように。」
「明らかに余計に偉そうだったよね。あまりどっち道厄介だけど。」
ギルガメッシュ寄りの性格だったからな...。
「でも、性格が違うだけ
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