第2章:埋もれし過去の産物
第28話「闇の欠片」
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はずだ...。...って、大した事じゃないな。)」
ここまで大規模な結界だったらそりゃあ、当然の如く大人数が関わるだろう。
「....他に未来から来た人を探すか。」
「えっ?どうして?...というか、他にも未来から来た人がいるの?」
僕ら以外にも未来から来る人物がいたのを思い出す。
...というか、なんで未来から巻き込まれるのは分かっていたのに忘れてたんだ?
「まぁな。...思い出せないけどね。少なくとも、僕らだけではないはずだ。」
「そうなんだ。...でも、どうして?」
なぜ探すのか疑問に思う緋雪。
「思い出してみろ。今の時期、僕らは司さんとでさえ仲良くなっていない。それに、女性のほとんどが魅了を喰らっている。...なら、少しでも魅了に掛かってる可能性の少ない未来の人の方がいいからな。それと、同じように未来から来たって事で何か分かるかもしれないし。」
「なるほど....。」
まぁ、どちらを探してもどちらかには嫌でも遭遇するだろうけどね。
「他にも、あまり管理局に椿や葵の秘密は知られない方がいいしな。僕らの時代でこそ何とか受け入れられたけど、ここは過去だし。」
「厄介事になりかねない...って事?」
「そう言う事。緋雪が吸血鬼って事もね。」
ばれたら目を付けられるしね。クロノとかなら何とかなりそうだけど...。
「じゃあ、未来から来た人達を探すんだね。」
「そうだね。...まぁ、僕らも見覚えがない人を探せばいいだろう。」
少なくとも見覚えのある人は今の人だろうし。
「問題はその人が敵じゃないかどうかだけどね。」
「あっ...。」
同じように未来から来たからって味方とは限らない。
最悪の場合、僕らと敵対していて過去の僕らを殺そうとしてくるだろうしね。
「...っと、また誰かが....って、げ。」
「誰...あー....。」
また誰かが来たかと思ったら、銀髪に金ぴかの鎧...王牙だった。
「偽物?...どっちにしても会いたくないけど。」
「うーん...偽物だね。」
解析魔法を掛けて判断する。
...なら、遠慮なくやれるかな。
「...誰の許しを得て我を見ている、雑種。」
「(あ、これ完全ギルガメッシュだ...。)」
言っちゃなんだけど偽物のが強いなこれ。
威圧感も王牙と比べものにならない。...王牙の威圧感がなさすぎるだけだけど。
...いや、偽物ってだけで王牙には変わりないんだけど...なんだこれ。ギルガメッシュの特典を持ってるからギルガメッシュみたいな思考になったってか?
「ど、どうするのお兄ちゃん?」
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