ロックマンゼロ4
第56話 蒼と朱
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い、イレギュラー化の危険性がある、エネルギー不足を理由に自分が造った子供達を殺されたんだよ。許せないに決まってる。」
「そう言えばここの子供達は?」
物陰に隠れながら興味深そうにこちらを見てくる子供達にルインはアリアに尋ねる。
「ああ、あの子達?あの子達はね、ネオ・アルカディアの…でかい声じゃ言えないけど…遺伝子操作を受けた子達なの…あのままネオ・アルカディアにいたらきっとバイルの糞爺に悪用されるに決まってる。だから連れてきたんだ。」
遺伝子操作を受けているため、普通の人間よりも優れた能力を持ったあの子達をバイルを利用しないはずがない。
それを防ぐために連れてきたのだ。
「子供ってのは順応性高すぎ、大人達が四苦八苦してるのにあの子達は普通に暮らしてるんだもん。ねえ?」
ニヤニヤとしながら隣の若いレプリロイド工学員を見遣るアリア。
「面目ない」
頭を掻きながら謝罪する工学員にアリアは笑みを浮かべる。
エックスは知らずに安堵の息を吐いていた。
レプリロイドと分け隔てなく接してくれる人間達がまだいたことに。
「アリアお姉ちゃん」
「ん〜?どうしたの?」
栗色の髪の少女がアリアの服を掴み、自身に意識を向けさせた。
「今度は何を持ってきてくれたの?」
「今日も食料とか大量だよ〜。腕によりをかけてご飯作ってあげるからね」
「わあい」
ほのぼのとした光景にエックスとルインは顔を綻ばせた。
「ああ、そうそう」
アリアはエックスの耳元に顔を近付かせ、口を開いた。
「ボディの調子はどう?オリジナルエックス君?」
「え!?」
アリアから放たれた言葉にエックスは目を見開く。
「エック…おとと…」
驚いているエックスにルインは目を見開きながらこちらに顔を向けた。
エックスの名前を言いそうになったが、慌てて止めた。
「みんな、中に入っててね。子供達をお願い」
「はい」
工学員の女性が子供達を連れて施設の中に入っていき、全員が施設の中に入ったのを見ると、エックスに向き直る。
「さてと、オリジナルエックス君、久しぶり。ボディの調子はあれからどうかな?」
「やっぱり…あなたは…めが…」
「ノンノン!!ア・リ・ア、私のことはアリアと呼んで」
エックスの言葉を遮り、エックスもまた彼女がどういう存在なのかを思い出して口を閉ざした。
「アリア…さん。やっぱりあなたが…」
「え?え?どういうこと?」
「ルイン…この人が…僕のボディを造ってくれたんだよ」
「え?この人が?」
「そうだよ〜。まあ、この超美少女天才科学者の私の手に掛かれば、余裕余裕大余裕だけどね」
胸を張って鼻
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