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リリなのinボクらの太陽サーガ
コンサルテイション
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な。魔導師の中では、相当早い方だぜ」

「うん、私もそう思う。やっぱりなのはは魔法を扱う才能があるんだろうね。でももう少し早く展開できないかな?」

「いやいやいや、無茶言うなよ姉御。普通の魔導師なら1秒以内に発動出来るだけで十分凄ぇんだからな?」

「普通なら、ね。でも“裏”を相手するには普通のままじゃ駄目なんだよ。なのはがCQCやジュードーを使えない以上、敵に腕とか首とか掴まれたらそれでおしまいなの。だから掴まれないためにも……0.1秒台の速さで展開出来るのが望ましいと思う」

「れ、0.1秒!? オイオイオイ、そりゃいくら何でも無茶だろ!?」

「無茶でも生き残るにはやるしかないの。これから先は不意打ちを受けても即座に防げる程の反射、反応速度が求められる。それに追随できなきゃ、反応できても意味が無いんだ」

「要は見えても動けなきゃ駄目って事だね。……わかった、私やってみるよ」

魔法に対しては一際思い入れがあるため、なのはは拳を握って意気込む様子を見せる。そんな訳でジャンゴに続いてなのはの当面の課題が決まったので、現状の実力把握もお開きになった。

「ここにおったか、マキナ」

「あれ、王様?」

丁度その時、ジャンゴ達のいる訓練場にディアーチェがやって来た。今朝の報告書について何か記載漏れでもあったかと思うマキナだが、「それは関係ないぞ」とディアーチェが指摘する。

「客人がお前を呼んでるから、わざわざ我が迎えに来たのだ」

「客人? その人、本当に私をご指名?」

「うむ、お前とも一応深い因縁がある男だ。客人の名は……ギル・グレアム元提督」

「ッ……!?」

その男の名を聞いた瞬間、マキナは眼を鋭くした。

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