コンサルテイション
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私の着ているスニーキングスーツでも十分防御力はあるから正直そこまで必要じゃないんだ」
「要するにバリアジャケットは防御力が高い代わりにカモフラージュ率がかなり低下するのか。対してスニーキングスーツはカモフラージュ率が高いけど、魔力で防御してないから一応バリアジャケットより防御力が低い、と」
「そ。私の場合、別にバリアジャケットが展開できない訳じゃないけど使う機会があまり無いだけさ」
「まぁ模擬戦みたいにタイマン張らなきゃならない時は、姉御も一応展開してるぜ。隠れられる状況じゃないからな」
「そっか。まとめると……ステルスを重視したら展開しない方が良くて、バトルを重視したら展開した方が良いんだね」
「ざっくり言えばそんな感じ。とはいえ、それも時と場合による。シュテル達も潜入任務の時は展開しない事が多いけど、相手に魔力探知の術が無い時は安全のために展開してる事だってある。結局どうするかは個人の選択次第って奴さ」
「そっか、なるほど。二人のおかげで大体わかったよ」
「じゃあ早速だけど、ジャンゴさんはバリアジャケットのデザインはどうする? 戦闘時のみ使うと割り切って考えるなら、ステルス性を気にしないで自由に作ってもいいよ」
「自由に……そう言われても難しいなぁ……」
「変に奇をてらわなくとも、既存の鎧や服を参考にしてもいいぞ。なのはのバリアジャケットだって、デザインの元は通ってた小学校の制服らしいぜ」
「あ、そんな簡単に決めちゃってもいいんだ。だったら……うん、アレにしよう」
マキナとアギトが見守る中、ジャンゴは目を閉じてサン・ミゲルの太陽樹が満開になった時に手に入れた太陽の鎧をイメージ、デバイスとなったブレードオブソルに力を送ってその鎧を具現化させていく。そして数秒後、ジャンゴは光り輝く西洋風の鎧を身にまとっていた。
「できた! ……どう?」
「うん、まぶしい!」
「あ、やっぱり? じゃあ魔力を調節して……と、こんな感じでどう?」
「お〜いい感じいい感じ! 勇者っぽくてカッコいいぜ!」
「そう? 確かにカッコいいけど、色的に目立ち過ぎじゃない? 私はもう少し大人しめが良いと思うんだけど」
「男ならこれぐらい派手でいいんだよ、姉御。戦場だと戦果を挙げるためには出来るだけ目立たないといけないし、敵に威厳を示すことだって出来るんだぞ」
「あ〜騎士やサムライならむしろこれでいいのかな? 主に潜入任務ばかりやってたから、私は戦場の服装に抱くイメージが違うのかもしれない」
「僕とマキナとでは得意な戦術も違うからね。まあこの格好も試しに展開してみただけだし、これから色々試行錯誤して決めていくよ」
そう言うとジャン
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