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リリなのinボクらの太陽サーガ
コンサルテイション
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も、管理局の“裏”をどうにかできる訳じゃない。友達を守るという、なのはの目的を果たせないんだ。まあ色々話したけど結局、なのはのやる事は変わらない。判明したのはイモータルの襲撃に備えて、彼女の傍にジャンゴさんもいる必要があるってこと。次元世界を闇雲に探し回るよりは、イモータルと遭遇する確率は高いもの」

「そうだね。それに狙われているとわかった以上、僕はなのはを守りたい。いや、守り抜いてみせるよ」

そう決意したジャンゴの姿に、なのはは頼もしい視線を向ける。そして事態を把握した士郎は、ジャンゴに真剣な表情で告げる。

「どうやらまたしても俺達では力になれないようだ。なのはの父親としてとても心苦しいが、相手がイモータルや次元世界ではどうしようもない。……ジャンゴ君、君にも様々な苦難や事情があるのは重々理解しているけど、その上で頼みたい。俺達の大事な娘を……なのはを守ってくれ」

「……わかった。僕に任せて」

その言葉を聞いた高町家は一同の希望を託すように、ジャンゴを暖かく見つめる。かつてサバタはこの家に太陽を取り戻してくれた。ならば彼の弟であるジャンゴもまた、帰ってきた太陽を守り抜いてくれると信じたのだ。

「ところでジャンゴさん、壊れた太陽銃の修理ですけど……その……私に預けてみませんか?」

「えっと、君は確か……」

「月村すずか、ちょっと曰く付きの家育ちです。それで太陽銃の修理なら時間はかかりますが、私なら何とかできると思います」

「そうなの?」

「ジャンゴさん、彼女なら任せても大丈夫だと思うよ。彼女はこちら側の世界の太陽銃のバリエーションを増やす研究をしているから」

「こちら側の世界の太陽銃?」

「と言っても模倣品のレプリカのコピー品止まりですけどね」

「真似の段階を踏み過ぎてる気がするよ……」

「でもジャンゴさんの持ってる世紀末世界の太陽銃はオリジナルという事もあって性能が圧倒的に上なので、修理中にそのノウハウを吸収できれば私が作る太陽銃も実用レベルに出来るかもしれないんです。恥ずかしながらこっちの太陽銃は、アンデッドを浄化出来ない程貧弱なので……」

「なるほど……まあ、時間はかかっても良いから直してくれるんなら任せるよ。はい」

「……」

「ん? どうしたの?」

「い、いえ……その……信用してくれてありがとうございます。必ず直して見せます!」

「いやそこまで気負わなくても……」

「どんな女の子にも秘密はあるんですよ。では、確かにお預かりしました」

月村家の血の秘密は伝えていないけど、ジャンゴならもし知られてもきっと大丈夫だとすずかは思った。あのサバタの弟という事もあり、ジャンゴは吸血鬼だからってだけで傷つけるような真似はしないと信じたからだ
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