暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第18話「桜vs秋十」
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離れているので俺もライフルを展開して桜さんに向けて放つ。
  しかし、それは流水と疾風を合わせた動きで避けられる。

     ―――ダン!ダン!

「っ、って、やば...!」

  ハンドガンから放たれた銃弾を流水の動きで躱してしまう。
  そのほんの一瞬の隙を突いて、桜さんは俺に接近してくる。

「っ、ぁああっ!」

「ふっ、はっ!」

  すぐさまブレードを展開して斬りかかる。
  ...が、あまりに接近されていたからか、振る直前で止められ、至近距離から弾丸を喰らう。

「ぐっ...!?この....!」

「甘い!」

「がぁっ!?」

  超至近距離と言っていいほど密着されているせいで、満足に剣を振れずに止められ、反撃と言わんばかりにハンドガンで何度も撃たれる。
  まずい、シールドエネルギーもガリガリと削れている...。このままだと...。

「(ブレードはあまりにも不利!使いこなせなくても、俺もガン・カタで...!)」

  銃を用いた近接戦闘へと、俺もシフトする。
  ...尤も、今まで剣ばかり振っていた俺には使いこなせないが。

「(間合いさえ離せれば....!)」

  桜さんが銃口を俺に向けてくる。それを片手で払いのけ、もう片方で狙...おうとして、阻まれる。すぐさまフリーになった払いのけた方の片手で狙うが、また妨害される。

「くっ.....!」

「......!」

  妨害、狙う、妨害、妨害、狙う、狙う、妨害....!
  ブレードで行っていた事を繰り返すように攻防を繰り広げる。

「はっ!」

「くっ....!」

  足払いを掛けられ、バランスが崩れる。
  ....だが、チャンスだ!

「喰らえ!」

「っ!」

  高速でハンドガンとアサルトライフルを切り替え、足払いで崩されたバランスも無視して上に飛びながら乱射する。

「(元々ISでの戦いなんだ!無理して地上で戦う事もない!)」

  さすがにハンドガン装備じゃ捌ききれないのか、桜さんは射線上から避ける。

「はっ!」

  アサルトライフルを適当に撃ちつくし、それを桜さんに投げる。
  すぐさまブレードを展開し、投げた銃に気を取られている所に一閃する。

     ―――ギィイイイン!

「...です、よね....!」

「投げ方にもう一工夫欲しかったね...!」

  投げ方に工夫ってどうすればいいんですか....。

「(速く、早く動き、明鏡止水の心で...斬る!)」

「お?」

  すぐさま間合いを離れ、瞬時加速を応用しながら斬りかかる。

     ―――キンッ!

「流水の流れを斬る事はできても..
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