3部分:第三章
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あえず授業が終わるとクラスの面々はまた話をするのだった。
「どうしよう」
「っていってもねえ」
「ケーキも駄目だったし」
「だよなあ」
あいも変わらずそっぽを向き合ったままの二人をちらちらと見ながら言い合うのだった。
「あとは何があるかな」
「何か遊びに入れる?」
「遊び?」
「とりあえずこれとか」
一人がトランプを出してきた。
「するか?ポーカーとかよ」
「あの二人入れてかよ」
「とりあえず仲が悪くても何かポーカーとかしてたら結構和気藹々ってしてくるからよ」
「まあそうね」
女の子の一人がその案に賛成してきた。
「とりあえずはね。喧嘩しててもポーカーとかだったら」
「それだったらあれじゃない?大富豪の方がよくない?」
また別の女の子が言ってきた。
「ポーカーよりも」
「そうかもな。確かにな」
「それかババ抜きか」
それの案も出るのだった。
「まあとりあえずトランプに入れてみるか」
「そうね」
こうして今度はトランプに入れてみることにした。皆早速またしてもかなり白々しいがさりげなくを装って二人のところに来た。そうしてこれまた果てしなく白々しい顔と声で二人に対して笑顔を作って言うのだった。
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