第5章
冥界合宿のヘルキャット
第100話 邂逅
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に連れられ、塔城の下まで走る。
「神楽、塔城が向かう先に誰かいるか?」
「えっと……います!複数人。その中に小猫ちゃんのと似た気を持っている人がいます」
塔城のと似た気?
「……まさか……!」
それを聞き、部長が何かに勘づいていた。
いや、イッセーと神楽も何かを察している感じだった。
そうこうしていると、塔城の姿が見えた!
「……少し様子を見ましょう……」
部長にそう言われ、俺達は近くの木陰に隠れて、塔城の様子を伺う。
塔城は何かを必死で探している様子だ。
「久しぶりじゃない?」
「ッ!……やっぱり……」
知らない声が聞こえ、塔城の視線の先を見る。
そこには黒い着物に身を包み、頭部に猫耳を生やした女性がいた。
「ハロー、白音」
「……黒歌……姉様……!」
白音?姉様?どう言う事だ?
「黒歌……」
「……もしかして、あの猫娘が小猫ちゃんの……!」
「……姉よ」
「どう言う事だ?簡潔に説明してくれ、イッセー」
あの女が塔城の姉って事は会話から察せるが、それ以外はさっぱりだ。
「そっか、明日夏は知らねえんだったな」
そして、イッセーから簡単に塔城の過去について説明してもらった。
……塔城の過去にそんな事があったのか。
白音ってのは、部長から名前をもらう前の旧名って事か。
「私の気をちょっと送っただけですぐ来てくれるなんてお姉ちゃん感動しちゃうにゃー」
「……姉様、これはどう言う事ですか!」
「そんな怖い顔しないでー。ここで大きな催ししてるって言うじゃなーい。だからー、ちょっと気になっちゃって。にゃん♪」
塔城の姉は可愛く言うが、塔城は構わず続ける。
「……ここに来た目的は何ですか?」
「白音、あんたを迎えに来たにゃ。前は逃げるのに必死で連れてってあげられなかったからねー」
今更になって塔城を迎えに来たってのか。
「なあ、黒歌」
そこへ割って入ってくる男がいた。
「……あいつは……!」
「……確か美猴って言う……!」
「……『渦の団』……!」
さらにそこへ二人の男が現れる。
一人は中国風の服を着た白髪の男。もう一人はさ腰に日本刀を差したさっきの男だった。
「………そんな……!?……どう…して…っ……!?」
「神楽!?」
「おい、どうした!?」
突然、神楽が非常に怯えだしていた!
視線は白髪の男に向いている。
知り合いなのか?
「何よ、美猴?」
「そこに隠れてる奴ら、ずっと無視する気か?」
「「「「っ!?」」」」
「それで隠れてるつもりだったのか?」
「まあ、お前らは仙術使えるからなぁ」
「仙術なんか使
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