暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第5章
冥界合宿のヘルキャット
第100話 邂逅
[5/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
一人の女性と男性が睨み合っていた!
 女性の方はメガネを掛けて、冷たく鋭い眼つきの美少女。男性の方は顔にタトゥーを入れた怖い風貌のヤンキーみたいな奴だった。

「どうしても死にたいのねぇ、ゼファードル?」
「処女クセーってホントの事を言っただけだろぉ?このクソアマ」

 何!?ケンカか?
 二人とも物凄い危険なオーラを発してるよ!?

「はぁ、やっぱり……」

 部長はなんかこうなる事が分かってたかの様に溜息を吐いていた。

「若手悪魔が集まると、大抵こうなってしまうのだ」

 俺達の所に黒髪の短髪で野性的なイケメンが話し掛けてきた。

「サイラオーグ」

 部長がイケメンの名を呼ぶ。
 サイラオーグってのがこの人の名前か。部長の知り合いみたいだな。

「話は後だ」

 サイラオーグさんは睨み合っている二人の元へと歩いて行く。

「その辺にしておくんだな。アガレス家の姫シーグヴァイラ。グラシャラボラス家の問題児ゼファードル」
「誰が問題児だ!ふざけた口を聞くと…」
「いきなりだが最後通告だ。これ以上やるなら俺が相手をする」

 サイラオーグさんが迫力のある言葉がヤンキーの言葉を遮る!
 スゲェ迫力だ!
 その迫力にメガネの姉ちゃんはオーラを鎮める。

「クッ、バアル家の無能が…」

 ドゴンッ!

 キレたヤンキーがサイラオーグさんに殴り掛かるけど、逆にサイラオーグさんの一撃で壁まで吹っ飛んで叩き付けられた!
 ヤンキーはそのまま崩れ落ちて動かなくなる。
 一撃かよ!?

「ス、スゲェ……」
「彼はバアル家の次期当主サイラオーグよ。私の従兄弟なの」

 へぇ、だから知り合いだったのか。

「そして彼は若手悪魔のナンバーワンよ」

 ナ、ナンバーワン!?そりゃ強いはずだぁ。あんな人がいるのか。
 その後、式典が始まるまで、部屋にいる事になったけど、仲良さげなのは部長と会長の眷属くらいで、さっきのメガネの姉ちゃんとヤンキーの眷属はさっきの事があるせいでピリピリしてるし、他の眷属は我関せずみたいな感じだ。
 部長がこの交流に乗り気じゃなかった理由がなんとなく察せた。
 ちなみにここにいるのは部長のグレモリー家、会長のシトリー家、サイラオーグさんのバアル家、メガネの姉ちゃんのアガレス家、ヤンキーのグラシャラボラス家、もう一つのアスタロト家の眷属が来てるみたいだ。
 しかもグレモリー家、シトリー家、グラシャラボラス家、アスタロト家は魔王を輩出したお家で、バアル家は魔王の次に偉い大王、アガレス家は俺達悪魔に命をくだす大公と物凄いドリームメンバーだったりする。

「ん?」

 そんなドリームメンバーに呆気に取られていると、小猫ちゃんの様子がおかしい事に気付く。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ