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ソードアート・オンライン 瑠璃色を持つ者たち
第十八話 ミッション開始
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上に出現させた。

「お〜い、それ装備できたならこっちこい」

アスナの手元にある首飾り(アミュレット)を指差した後、リュウヤは手招きした。
慌てずに首飾り(アミュレット)を装備して、リュウヤの元へと駆け足で近寄る。
すると、彼が手にしているものが何なのか分かった。

「これ、お札? それに……この絵はなに?」

リュウヤの持っているお札には、なんと書かれているか分からない文字と動物のような絵が描かれていた。

「ん〜?これはな、山犬の絵だよ」

「山犬?」

「そ。まあとりあえず行こうか。話は後だ」

言うとリュウヤはしゃがみ込み、お札を真ん中の鳥居に貼り付けた。

「でも行くって、どこへ?」

先ほどから疑問だったことを口にした次の瞬間、がしっと、リュウヤに腕を掴まれた。

「お祭りに、さ」

ニヤリと笑ったリュウヤの顔がアスナの瞳に映ったが早いか、視界が青い粒子によって覆い尽くされた。




その現象が転移のものと同じだと気付いた時には、見える景色が一変していた。
周囲にそびえ立っていた木々は見当たらず、地を踏む感触さえ違う。

「ここは……洞窟?」

柔らかい土から固い岩盤へと変わった地面。天をも覆う石の壁と天井。
吸い込む空気さえ、どことなく土埃の匂いが感じられた。

「その入り口ってとこかね。さ〜、探検に出発だぁ〜」

まるで緊張感のない掛け声にアスナは呆れながらも、歩き出したリュウヤの後を追う。

「あ、そうだ忘れてた。パーティー申請するけど、拒否んなよ?」

「今更ですね……。ハイ、許可しましたよ」

本当に忘れていたのか、と疑問だったが、それは置いておき、表示されたパーティー申請に《OK》ボタンを押した。

視界の左端に表示されたアスナのHPゲージを確認してウンウンとリュウヤはうなずいた。

「さ〜てと、これでだいたい大丈夫かな」

ひとり勝手に安堵しているリュウヤに、アスナはこっちはそうでもない、という恨めしい目線を送っていると、それを察したのか、話を振ってきた。

「だから君の質問にもじゃんじゃん答えれるぜ?さあドンと来い!ま、歩きながらだけどな」

カラカラと笑いつつ、言う通りリュウヤは歩みを止めない。
言われた条件の通りに前には出ず、その左斜め後ろを歩くアスナはまず最初の疑問を口にした。

「さっきのお札、山犬の絵だって言ってましたけど、何か関係あるんですか?」

と、質問したのに対し、帰ってきた返答が、

「なあ、その敬語いつんなったら取れんの?」

という、全く関係ない質問だった。

「それは……その……善処します……」

質問に質問で返さないでよ、とか思いつつ、しかし前から言われてい
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