第54話 マザーエルフの輝き
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てやる代わりに口外するな”って」
「そ、そう…その人にお礼を言いたかったけど…」
他にも何かを言おうと思ったのだけれど、その何かは言葉にはならなかった。
短い間に様々なことが起こり過ぎていたし、オメガを倒し、エックスがボディを持って帰ってきた歓喜で存外に胸が詰まっているみたいだ。
「エックス様………本当に…何と言えばいいのか……俺は…」
エックスの復活に感極まったのか、拳で目元を擦るハルピュイアにエックスとルインは一度だけ目線を合わせると、ハルピュイアの肩に手を置いて優しく囁いた。
「「君もよく頑張ったねハルピュイア。お疲れ様」」
「っ…はい…!!」
ファーブニルもレヴィアタンも今回ばかりはからかう気はないのか、三人の姿を静かに見つめていた。
「エックス」
「ん?」
ルインの浮かべる笑みにエックスも笑みを返した。
「お帰り」
そのままエックスの胸に飛び込み、エックスの背中に両腕を回した。
「…ただいま、ルイン」
エックスもルインの背中に両腕を回し、強く抱き締めた。
こうして百年前の決着をつけたゼロ達であった。
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