第54話 マザーエルフの輝き
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い物へと変化していく。
「ゼ……ロ………!!」
「何…?ダークエルフが…!?」
「ダークエルフが変化していく…エルピスの時と同じだ!!」
レヴィアタンとルインが変化していくダークエルフに目を見開く。
「どうした…ダークエルフ…!?」
ダークエルフの変化にオメガも気付いたのか、ダークエルフを見上げる。
「エックス様、あれは一体…?」
「ダークエルフに何が起きてんだよ…?」
ハルピュイアもファーブニルもダークエルフの変化に疑問を抱き、エックスに尋ねる。
「恐らく…彼女の…ダークエルフの呪いが解けかけているんだ。」
自分達との死闘の末、オメガにダークエルフとしての力を割き過ぎたためか、ダークエルフの呪いは薄れ始めているのだろう。
「さあ…ダークエルフの力が弱まっているうちに…百年前の決着をつけるんだ…ゼロ!!」
「気が進まないのなら、ゼロ…私がやろうか?」
「いや、俺がやる。あれが俺の本来のボディだと言うのなら…俺が奴を始末しなければならん」
オメガとの死闘でセイバーも限界に達そうとしているが、後一撃さえ保ってくれればいいのだ。
ゼロは一歩一歩、オメガに近寄る。
『止めろゼロ!お前のオリジナルボディだぞ、惜しくはないのか!一生、そんな安っぽい偽物の体で生きていくと言うのか!!』
「君なら出来るさ、本当に大切な物が何なのか。君には、分かっているはずだから…さあ…ゼロ!!」
ゼロはセイバーに力を込め、オメガに向けて振り下ろすと、オメガは一瞬で真っ二つにされ、断末魔の叫びすら上げられずに爆散した。
大規模な爆発にゼロもエックス達も死を覚悟したが、暖かい何かに包まれたような感覚を全員が意識を失う前に感じた。
そして、しばらくして自分達を呼ぶ声がする。
その声に引っ張られるようにルインの意識は覚醒していった。
「ゼロ…ルイン…エックス達も…みんな目を覚まして…!!」
「ん…?あ、あれ?」
ルインが気がつくと自分達はいつの間にかレジスタンスベースにおり、傍らにはシエルやセルヴォ達が、心配そうに自分達を見守っていた。
「ゼロ…!ルイン…!みんなも無事で…良かった…本当に良かった…」
意識が戻ったルイン達にシエルは安堵の表情を浮かべた。
「ゼロさん!ルインさん達も気がついたんですね!!良かったー」
レジスタンス兵は他の仲間に知らせようと走っていく。
「おーい!みんなー!ゼロさん達が起きたぞ。無事だったぞー!やったー!!」
意識が戻ったゼロ達はオメガにやられたダメージもあって多少よろめきながらも立ち上がり、辺りを見回す。
「また、ここに来ることになるとはな…」
ハルピュイアがレジスタンス
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