第54話 マザーエルフの輝き
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ると、傷だらけの状態でありながら残った力を振り絞ってオメガに攻撃し、オメガを睨むハルピュイア達の姿があった。
「「「クロスチャージショット!!!」」」
二百年の時を経て、繰り出された三人の合体チャージショット。
オメガは、トリプルクロスチャージショットをまともに喰らったのだった。
サイバー空間では、エックス達の戦いぶりを観戦していた女神がトリプルクロスチャージショットの破壊力に舌を巻いていた。
「凄いや、エックス君がいるだけでゼロ君やルインちゃんだけじゃなくてハルピュイア君達もこんなに強くなるんだ。」
エックスが現れただけでゼロとルインに闘志が蘇り、四天王達もまた攻撃するだけの気力を出せたのだ。
それだけじゃない、さっきまでまるで歯が立たなかったオメガを押し始めているではないか。
「頑張れ、ルインちゃん達」
女神のエールが誰もいないサイバー空間に響き渡る。
「喰らえっ!!」
ルインがオメガにバスターを向けて放たれるチャージショット。
ダークエルフの力で回復しようとしていたオメガはまともに喰らってしまう。
何とか反撃しようとするも、今度はエックスのチャージショットを喰らう。
「「ゼロ!!」」
「ああ」
エネルギーチャージを終えたセイバーを握り締め、オメガに突撃する。
オメガは迎撃しようとするが、エックスがバスターにストックしていた二発目のチャージショットを放ってセイバーを弾き飛ばし、オメガに向けて勢い良くセイバーが振り下ろされた。
「ぐっ!!」
咄嗟に後退したが、かわしきれずにチャージセイバーの衝撃波を受けたオメガは膝をつく。
その時、オメガからダークエルフが出現し、オメガにエネルギーを注いでいく。
「オメガを復活させる気!?そうはさせるもんか!!」
ルインがセイバーを構えてオメガに斬り掛かろうとした時、バイルの声が響き渡る。
『クックック…邪魔せずに見ておけ、世界中の人間とレプリロイドの命を儂が握っていることを忘れるな』
「チッ…」
舌打ちするゼロだが、ここで誤算だったのは傷を押さえながら立ち上がったハルピュイアとオメガにバスターを向けたままのエックスの口から出た言葉だ。
「いや、奴の言っていることはハッタリだ。」
「バイル…いや、オメガがレプリロイド達を操れたのは、オメガの力を抑えるための拘束具としての役割を果たしていたアーマーがあったからだ。そのアーマーを失ったオメガやバイルに大勢のレプリロイド達を操る手段はない。」
そんな虚仮威しは通用しないとばかりにエックスは言い放つ。
『くっ……ダークエルフ!こいつらを…黙らせろ!!』
バイルが叫ぶが、突如ダークエルフの禍々しい光が神々し
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