第54話 マザーエルフの輝き
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イバーを構えてオメガはエックスにダッシュで距離を詰める。
エックスは接近戦用の武装を持っていないため、距離を詰められると対応が出来ない。
勢い良くオメガのセイバーが振り下ろされた。
「エックス!!」
「くっ!!」
咄嗟にバスターに変形させた腕でセイバーを受け止める。
「何!?」
まさか受け止められるとは思わなかったオメガは目を見開く。
エックスの両腕はバスターを放つために他の部位より固いのは知っていたが、百年前よりアーマーの強度が格段に上がっている。
いや、それよりも気になることがオメガにはあった。
「貴様…何故強化アーマーを使わん!?」
イレギュラー戦争、妖精戦争を戦い抜いたエックスには強化アーマーがあることをオメガは知っている。
エックスのコピーであるコピーエックスにさえあったのだ。
それなのに何故、オリジナルのエックスは強化アーマーを使わない?
「このボディに強化アーマーはない」
その言葉にバイルは嘲笑を浮かべた。
『クーックックック…なるほど…そんな出来損ないのボディで挑みに来るとはな。強化アーマーのない貴様など恐れるに足りん!!』
「それはどうかな?僕はアーマーで強くなったんじゃない。僕の強さは心の中にあるんだ!レイジングエクスチャージ!!」
エックスの体から光が吹き出し、その勢いはオメガすら弾き飛ばす。
『ば、馬鹿な…アルティメットアーマー以上の出力だと!?』
強化アーマーがないエックスなどと嘲笑っていたバイルもこの出力には驚愕するしかなかった。
「当たれぇっ!!」
弾き飛ばされたオメガにダブルチャージショットが放たれる。
「舐めるな!!」
セイバーでダブルチャージショットを弾き、こちらに迫るルインにバスターを向けた。
「消えろ!!」
「オーバードライブ!シャドウダッシュ!!」
PXアーマーに換装してオーバードライブを発動。
シャドウダッシュでダブルチャージウェーブをかわすと、十字手裏剣を繰り出す。
手裏剣を受けたオメガの体が削られていき、それを見たゼロはバスターを構えた。
「バーストショット!!」
手裏剣によって削られた箇所に火炎弾がオメガの傷口に炸裂し、アーマーが弾け飛ぶ。
後、一押しだ。
「ゼロ!ルイン!!」
「OK!久々にやるよ!!」
「構えろ」
三人がオメガにバスターの銃口を向ける。
「エネルギー、フルチャージ!!行くよエックス!ゼロ!トリプル…」
「チッ!!……っ!?」
妨害しようとするオメガだが、横からホーミング弾と火炎弾が炸裂し、ソニックブームがオメガの足に傷を付けた。
攻撃が放たれた方向を見遣
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