十話 W島救援作戦!
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「『空中機動歩兵になにより大切なのは、冷静な判断力だ。』とおっしゃったのは大尉ですが。」
「あの程度の傷なら問題ないと、冷静に判断しただけだ。」彼女は言い切った。
「ええと…」「…予想以上にすごい人ね。」「 ああ。」 やはり ウィッチというのは濃い人物が多いな。
・・・門をくぐると 部下の子たちはアーデルハイドに別の場所へ連れていかれ、一方 私と司令官はルーデル大尉に付いて行くと、やがて ある研究棟の会議室にたどり着くと、
精悍な顔つきをした壮年の将校,少しあやしげな研究者,ウィッチと思われる年若い少女・・・既に様々な人間が集まっていた。
「 ふむ、揃ったようだな。」どうやら私たちが最後のようで、中央の席に座っていた将校が口を開いた。
「では、作戦会議を始める。」
◇◆◇◆◇◆◇
「「「W島救援作戦?」」」
「そうです。あなたたちと 我ら 第二急降下爆撃航空団第十飛行中隊 … ‘‘スツーカ中隊”がここへ呼ばれたのは、現在JG53が防衛中の W島ことヴォリン島を救援するためです。」広めの休憩室で、アーデルハイドさんがインナたちに説明しはじめたのです。
「あっ…あの、この作戦はどんな理由で立てられたのですか?」とりあえず質問なのです。
「大きな理由は三つほど。
まず 地図を見てください。
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周辺地図
 ̄|………A………………/ ̄
・| |P ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄| |××
・|  ̄| @・s |_★×××|??|××
・| | ̄・・ | 口 |・・・| |××
・L  ̄ ̄ ̄ ̄…… ̄ ̄ ̄B|××
・・L___C_…………|××
・・・・・・・  ̄L_D/×××
・・・・・・・・・・| |××××
・・・・・・・・・・| |××××
・・・・・・・・・ S| |××××
★=W島(ヴォリン島)
@=ウーゼドム島
A=ポメラニア湾(バルト海)
B=ディーフェナウ海峡(もしくは川)
C=シュテッティン湾(シュチェチン湾)
D=オーデル・ナイセ川
・・=人類が維持している地域
×=ネウロイの占領地
…=水域
P=ペーネミュンデ
s=スヴィーネミュンデ(シフィノウイシチェ)
S=シュテッティン(シュチェチン)
────────────────────
今我々がいるウーゼドム島とヴォリン島,この二つの島と本土の間にはシュテッティン湾がありますが、そこにはオーデル川をはじめ,この辺り(ポンメルン地方)からいくつもの川が注いでいます。現在 水上型ネ
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