Aパート
LIVE5 μ’sファーストライブ 刹那の未来
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「これからはお前が続けれるなら頑張ればいい。だから、もう泣くな。」
深夜０時……
この時間になったらやるべき仕事がある。それは殺しだ。鳴神家は代々殺し屋を受け継いできた家系である。鳴神流拳法も殺し専門の技。俺はそれを使って今までたくさんの人間を殺して来た。政治家、一国の王など…それら全てを殺すのは簡単だった。だが、今日の依頼は今までになく難しい。依頼の内容は今までと同じでただ殺すだけ。ターゲットは
高坂穂乃果である。
そいつは今まで俺と一緒に暮らしてきた家族でもある。
今日、ファーストライブが失敗して泣きついてきた女。
この依頼の主は誰だか分からないが任務は遂行しなければならない。たとえ殺す相手が家族や友人であっても任務は遂行する。それが殺し屋：鳴神家の掟なのだから。
俺は布団から出て刀を持って穂乃果の部屋に向かう。依頼が入ったのは今日の８時頃だった。それから何度も考えた。本当に穂乃果を殺せるのか……だが、殺るしかない！
俺は自分の思いを圧し殺し部屋に入り、穂乃果の首を出すように布団をめくった。だが、俺の眼に先に入ったのは穂乃果の首よりもある１通のメモだった。それには、
『殺し屋さん。私を殺しに来てくれてありがとうございます。私はもうこの世に要らない人間です。ファーストライブも失敗に終わりました。最後にお願いがあります。殺す時は私が苦しまずに死ねるように一思いに斬って下さい。依頼主の穂乃果より』
「お前の遺言はそれだけか。」
俺は小声で穂乃果に確認した。もちろん返事はない。なら、yesと受け取っていい。
「これも仕事なんでな。じゃあな、穂乃果」
俺はそう言い残して一思いに殺した。
翌日……
起きるといつもの天井。
（昨日、殺し屋に依頼したのに何で死んでないんだろう？来なかったのかな？）
私はそんなことを思いながらも平然を装って刹那の部屋に行った。ドアを開けると刹那が起きていた。
「今日は早いんだね。」
「穂乃果、俺は最悪な人間だよな。」
「何言ってるの？」
「俺は任務を遂行できなかった。殺せなかったんだ。」
「誰を？」
「アンタだよ、依頼者さん。」
えっ、何で刹那が知って
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