第3章 リーザス陥落
第81話 ジオの町の再会
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ザス解放軍の情報戦に参加しつつも、合間合間にちゃっかりと仕入れようとしたりして、 マリアは親友と言う事もあり? 主に志津香の方を尋問。勿論、あまり激しくしちゃうと、頬が違う意味で赤くなり、更に伸びきってしまうので 然りげ無く……である。
大規模な戦闘が終わった後だと言うのに……、異常なまでに元気なのだ。
勿論、何時間も続けて……と言う訳ではない。ユーリに関しても志津香に関しても 所々負傷もしているから。
ジオの町周辺の警戒は リーザスの赤の軍(清十郎も含む)が交代制で行って警戒をしている為、少し休む余裕は出来ていたとは言え、流石にはっちゃけすぎるのもどうかと思うのだろう。
兎も角、志津香は かなみにとって本当に良い友人である、と認識をしているし、一緒に戦った仲と言う事もあって、出会った時間は短くとも、信頼度は非常に高い。友人以上、親友以内。と言った所だろうか。
だけど……、事 想い人関連に関しては…… やっぱり 負けたくない、と思ってしまうのだ。 言うまでもなく、それは かなみだけではないが。
「あっ……、でも アニスちゃんの1件もあるし……、おねえちゃんは 魔法使いだから、おにいちゃんに内緒で、って可能性もあるのかなぁ……?」
「ぁぅ……」
確かに、それは有り得ない事はないだろう。
現に、過去に一度事例があるのだから。相手は むちゃくちゃな存在、と訊いているが 事実である以上、看破しきれないのだ。
ヒトミは、少し項垂れているかなみに笑顔を見せた。
「でもね……、志津香おねえちゃんだよ? おにいちゃんの意思関係なく、って あまり しないと思うんだー。よっぽどの事が無いと、さ? おにいちゃん、おねえちゃんの事、大切に想ってるし。その辺はおねえちゃんも知ってると思うし……」
「………ん」
ヒトミの感覚が一番正しい、とかなみは改めて思った。ちょっとばかり、パニックになってしまっているから、考えが纏まりにくい。でも、志津香の事はよく知っているつもりだ。互いに同意を得る。……両想い、じゃなく 情事をするとは思えなかった。
考えられるのは、推測でしかないが、ヒトミが言う《よっぽどの事》が、あの時に起きて、志津香の表情に現れていた、と言う線が濃厚だった。ただ、2人であの小屋に一先ず身を隠して……と言うだけであれば、志津香だったら、『はぁ……何にもないわよ』と、少しは 顔を赤くさせながらも、そう言うだろう。からかわれて 怒ったりする事もあるだろうけど、昨日に関してはそれが長すぎだと感じた。……ユーリや皆とは昨日今日の付き合いじゃないのだから。
「あはっ でも 志津香おねえちゃんにリードされちゃったかもしれないよ?? かなみおねえちゃん!」
「ぅぅ……ひ、ヒトミち
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