第53話 オリジナルゼロ
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しつこい…滅閃光!!!」
拳を地面に叩き付け、放射状に放たれたエネルギー弾がソニックブーム、ホーミング弾、火炎弾を容易く吹き飛ばす。
「「「っ!!」」」
「はああああああっ!!!」
四天王三人が怯んだ隙に一瞬でファーブニルとの距離を詰め、セイバーによる乱舞でファーブニルの全身を斬り刻む。
「ぐおおっ!?」
あまりにも一瞬過ぎて防御体勢すら取れずにファーブニルは一方的に斬り刻まれる。
「「ファーブニル!!」」
「滅閃光!!!」
加勢しようとするハルピュイアとレヴィアタンに滅閃光を繰り出し、吹き飛ばすとレヴィアタンを標的に定め、セイバーに炎を纏わせた。
「なっ!?」
「龍炎刃!!」
「きゃああああっ!!!」
氷属性のレヴィアタンには炎属性の龍炎刃はあまりにも威力がありすぎた。
全身を炎に焼かれてレヴィアタンは勢いよく地面を転がる。
「レヴィアタン!?」
「砕けろ!!!」
「ぐっ!?」
レヴィアタンを倒した直後にダブルジャンプからのチャージセイバーでレヴィアタンに一瞬気を取られたハルピュイアを地面に叩き落とす。
「あのハルピュイア達を…」
「こうも簡単に…」
四天王の力を知っているゼロとルインは、四天王が三人掛かりでも相手にならないオメガにかつてない脅威を感じた。
「貴様らはそこで寝ていろ。後で始末してやる…まずは貴様らからだ…」
倒れ伏す四天王を蔑みながらオメガはゼロとルインを鋭く睨み据えた。
『クーックックック!いいぞオメガ!早くあの偽者共を消し去ってしまえ!!』
バイルの狂笑が響き渡り、オメガはセイバーを構えてゼロとルインに凄まじいスピードで突撃した。
激しく傷付いたゼロとルインは防御すら出来ずに直撃を受けると思ったが、何時まで経っても衝撃が来ない。
オメガを見遣ると、右肩を何かが掠ったようで負傷していた。
屈辱に顔を歪めるオメガは、ゼロとルインから少し離れた場所を睨み据えていた。
「貴様…!!」
『ば、馬鹿な…貴様は…あ、有り得ん!!』
バイルの驚愕した声にルインとゼロはオメガが見据えている方向を見遣ると目を見開いた。
そこにはどんな不可能さえ可能にしてきた無限の可能性を秘めた蒼き英雄、ロックマンエックスがオメガに向けてバスターを構えながら佇んでいた。
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