エルフ…良いっ
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れた席で、そう呟くしかなかった。
翌日。
「我が主がお呼びだ。着いてきて貰おう」
朝っぱらから俺のまえに厳ついおっさんが現れてそう言って来た。
「取り合えず、アンタ誰?」
「【猛者】オッタル…レベル7だ」
いや、名前言われても困るんだけど。
「で、着いてこいって話だけど…断るよ。
俺、これから忙しいんだ。ギルドに直談判しにいくんだ」
「お前の都合は関係ない。
俺はお前を連れていく。拒否権はない」
こんなガチムチな人に言われてもグッと来ない…。
つーか何でこんな連れていこうとすんの?俺、何もやってないんだけど。
「それでも断る。人の都合を考えない愚か者は顔洗って頭洗って心を綺麗にしてから出直してきてくれ」
「……仕方あるまい」
「わか―――」
直後、俺の目の前に俺の頭程の拳が止まっていた。
「―――ってくれないね?まぁ、引き下がるとは思わなかったけど」
「…障壁か」
「行きなり殴ることはないんじゃないかねぇ?」
オッタルが放った拳は俺が昨日から展開しているスピリットバリアが防いでいた。
俺自身がモンスターの役割を担っているため、常時展開中だ。
「まぁアンタから攻撃したんだ。悪く思うなよ」
「っ―――!」
「罠、強制脱出装置」
「何だこれは!?な、が、ぐおぉぉ………」
「おお、飛んでったな…」
オッタルはいきなり現れた椅子に固定され、ジェット噴射する椅子とともにでっかい塔へと飛んでいった。
「…さて、行くか」
こうして俺はギルドと呼ばれる場所へと歩いていくのだった。
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