マブラヴ
1245話
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般的なエルフと同じという事は、いわゆるファンタジー世界の住人と考えていいのですよね? それが、何故戦術機……いえ、MSでしたか。そのMSに乗るような事に?』
『先程も言ったように、私達はアクセル様に対して深い尊敬の念を持っています。そんなアクセル様の役に立つ為、そしてシャドウミラーの中で私達エルフが保護されるだけの存在ではなく、共に在る存在であると自分達自身に自信を持つ為に、といったところです』
テュカの言葉に、シャルロットとかいう記者の方が何故か驚きの表情を浮かべる。
そんな感じでインタビューは進んでいき……最終的には固い話ばかりではなく好きな食べ物や好きな音楽、趣味、休日には何をしているかといった風な話になっていく。
初めて見るエルフという存在に、記者の皆が興奮しているのが分かった。
ただ……女の記者の1人が好みの男はどのような人かと聞いた時に『男だけじゃなくて女の人……貴方も私の好みです。私は男の人も女の人も大丈夫なバイセクシャルですから』とか言ったのにはちょっと驚いた。
いや、その言葉にもだが、テュカがバイセクシャル……いわゆる両刀使いだったという事に。
その一言に驚いたのは俺だけではなく、普段は余裕の表情を崩さないレモンまでもが小さく口を開けていたと言えば、どれ程俺達が驚いたのかが分かりやすいだろう。
にしても、バイセクシャルとかいう言葉は門世界にはなかった筈だけど、どこで覚えたんだ? ……って、ホワイトスターに来てからに決まってるか。
勿論テュカには、エルフというのは全員がバイセクシャルなのかと興奮した記者が尋ねたのだが、そこはあくまでも自分の趣味嗜好であると言って、エルフ=両刀使いというイメージを持たれないようにしていたが。
ともあれ、多少は荒れそうになったものの、記者会見は無事に終了した。
そして俺達もそれを見終わってから、再びそれぞれの仕事に戻っていき……夕食での話題は、当然昼の記者会見になる。
「それにしても、テュカがバイなのも驚いたけど、それに対するマブラヴ世界の記者達の反応がちょっと過激だったわね」
シェリルの言葉に、思わず皆が笑みを浮かべる。
自分がバイだと告げたテュカに、記者達の中の何人かが意地悪い質問をしてきたのだ。
だが、それに対するテュカはその質問をしてきた記者の女に自分に興味があるのなら、いつでも相手をすると言い……結果、その女は怒りや羞恥で顔を真っ赤にしながら、自分はノーマルで恋人もきちんといると叫ぶことになる。
しかも、その記者が何気にマスコミ業界では美人で有名な人物だっただけに、寧ろ周囲の記者はその女の恋人の存在が気になるという……色々な意味で面白い感じで記者会見が進んでいった。
「ま、あのまま突っ込まれて精霊の卵が異端視されるようになった
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