マブラヴ
1245話
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るのだろう、イザークとオウカの姿もある。
記者達の中にはエルフを初めて見る者も多いのか、テュカが姿を現した時点でカメラのシャッターを切っている者も多い。
確かにエルフは色々な世界に姿を現しているが、それでも毎日って訳じゃないし、マブラヴ世界では色々と危険だという事もあって基地の外に出る事も滅多にない。
だからこそ、エルフを見た者は数える程しかいないのだろう。
まぁ、その何らかの理由でエルフを写真に撮る事が出来た記者から写真が出回っているって話は聞いてたから、UMA扱いはされてなかったみたいだが。
『初めまして、記者の皆さん。私はシャドウミラーの下部組織でもある傭兵団、精霊の卵を率いているテュカ・ルナ・マルソーといいます』
その言葉と共に一礼し、同時にフラッシュの嵐。
『さて、何から話しましょうか。まず、皆さんご存じの通り、私はエルフです。正確にはハイエルフという種族となります。元々の出身は、シャドウミラーで言う門世界に住んでいました。ですがそこでアクセル様に助けて貰い、その力やあり方に尊敬の念を抱き、一族でシャドウミラーへ入る事になりました。どうでしょう? 皆さんが聞きたい事は、この辺りの話だと思うのですが』
『イギリスのNNSのジャミルです。エルフという事ですが、それは私達の伝承に残っているような、いわゆる幻想生物の類と同じエルフという事でしょうか?』
『その幻想生物というのがどのようなものなのかは知らないので答えようがありませんが、シャドウミラーの方々が言うには一般的な認識のエルフと殆ど変わらないと言われています』
『その、エルフというのは人間より遙かに長い時間を生きると言われてますが……もしよろしければ、テュカさんの年齢を聞かせて貰えますか?』
『あら、女性に年齢を聞くのは失礼な行為に当たると聞かされていますが……まぁ、いいでしょう。シャドウミラーでは年齢に対して色々と特殊ですしね。こう見えても、160……いえ、170年近く生きています』
ジャミルと自己紹介した男の記者は、テュカの言葉に唖然とした表情を浮かべる。
「ま、いきなり自分が170歳近いですなんて言われたら、それは普通驚きますわよね」
「あやかの言う通りでしょうね。ただ、私としては寧ろシャドウミラーでは年齢が色々と特殊だって言ってしまったのが気になるんだけど。ホワイトスターの件は知ってる人ってそんなに多くない筈でしょ?」
円の言葉に、そうだったか? と考え……確かにそうだったと頷く。
他の世界にいる人々は別だが、マブラヴ世界ではまだホワイトスターに自由に出入り出来るようにはなっていない。
だからこそ、時の指輪の効果の件に関しては各国家の上層部くらいしか知らない筈だ。
『フランスのTYKのシャルロットといいます。一
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