暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズトライ 〜高みを目指す流星群〜
05 「ヨーロッパからの転校生」
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とかハイテンションで言い始める……みたいな展開の方が困惑したとは思うが。
「ナグモさん、何をぼけっとしているのですか。この中で全員と繋がりがあるのであなただけです。あなたが進めなくてどうするんですか」
「あ、あぁそうだな。えっと……こっちの黒髪の子がヒョウドウ、あっちの金髪の子がコウガミだ」
「同じクラスではありますが、ちゃんと挨拶するのは初めてになりますね。ヒョウドウ・トウカです、よろしくお願いします」
「あたしはコウガミ・アリサ、よろしくね」
「あ……はじめまして、フェルテシア・クライヴです。こちらこそ、よろしくお願いします」
自己紹介を済ませたことで全体的に幾分か緊張が和らいだのか、同性ということで抵抗が小さいのか女性陣の口数は自然と増えていく。
「さっき先生が言ってたけど、クライヴさんってガンプラに興味あるの?」
「は、はい。バトルは苦手なので作る方をメインにしてますけど」
「へぇー、どんなガンプラ作るの?」
「えっと……色々作りますけど、1番多く作ったのはOOシリーズだと思います。キョウスケと一緒に作ったりしてましたから」
フェルトがさらりと言った言葉に俺はGNソードで貫かれたような衝撃を受ける。
そこでそういうのは不味いんじゃないかな、いや考えるまでもなく不味いだろ。コウガミの目の色が変わってるし……ヒョウドウの方も何だか目つきが違うような。嫌な展開になりそうでならない。
「ほほぅ……ねぇクライヴさん」
「何?」
「クライヴさんってナグモの元カノだったりする?」
「え……そそそんなことないよ。キョ、キョウスケと付き合った覚えとかないし。キョウスケはその……ただの友達だから!」
ただの……友達だと。グフッ……!
なんてなったりはしない。実際にフェルトの言うように俺と彼女の関係は友人の枠から出たことはない。一緒にガンプラを買いに行ったり、ガンプラを作ったりしたことはあるが……人によっては付き合ってるように見えた可能性は否定できないが、あえて言おう友人であると!
「本当に? 元カノとかはともかく何かしらあるんじゃないの。お互いに意識してるみたいだったし。ねぇヒョウドウ」
「ここで私に振るんですか? まあクライヴさんはナグモさんを下の名前で呼んでますし、ナグモさんもクライヴさんを愛称で呼んでますから可能性は否定しませんが」
ヨーロッパに渡って間もない頃から最近まで交流があったんだから呼び方がそういう風になるのはおかしいことじゃないだろ。
「お前らな、3年くらい付き合いがあればそれなりに親しくなるのは当然だろ。変な疑いを持つな」
「へーナグモってそういう顔もするんだ」
「当たり前だ。出会って間もないお前よりもフェル
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