第52話 絶望への反抗
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は思えんな。」
バイルの言葉を切り捨てるゼロ。
ルインが元人間であろうと、ルインが自分達の仲間として生きてきた日々には何の偽りもないのだから。
「因みに私をレプリロイドにした人はあなたみたいに頭のネジがかっ飛んでないから。寧ろいい人だよ…覚えてないけどね。私達にはあなたがただのイレギュラーにしか見えない。イレギュラーハンターとしてイレギュラーは狩るまでだよ」
『クーックックックッ…いいぞ!いい台詞だ…人形共!!さぞ、気持ち良かろう!!?』
オメガがこの部屋に転送され、ゼロとルインを見下ろす。
「オ…オオ…ゼ…ロ…!!ルイ…ン…!!」
「オメガ…!!」
オメガを見上げるルイン。
自分のエネルギー感知器に異常がなければ、エリアXー2で戦った時よりもエネルギー反応が増している。
『お前達は、楽しい奴らだったよ。いつまでも、一緒に遊んでいたいが……お前達二人にはそろそろ消えてもらうとするか。まだまだ、お楽しみも用意してある…最後まで楽しんでくれよゼロ!!ルイン!!』
オメガがエナジーソードを引き抜き、ゼロとルインもZセイバーとZXバスターを構えた。
「君もあの時より強いようだけど、私もあの時…エリアX-2で戦った時の私よりは、ちょっと強いよ?覚悟しなよオメガ!!」
「グオオオオッ!!」
オメガが光弾を放ってくる。
ゼロは宇宙戦で戦った時より速くなっていることに気付くが、これよりも速い攻撃を見てきたために、ゼロはシャドウダッシュで光弾をかわし、オメガの胴体にチャージセイバーを叩き込んだ。
「当たれっ!!」
チャージショットをオメガに炸裂させると、オメガのエナジーソードを持つ右腕が切り離され、凄まじい勢いで此方に迫る。
「チッ!バーストショット!!」
「これならどう!?十字手裏剣!!」
ゼロがバスターショットから火炎弾を放ち、火炎弾はオメガに着弾するのと同時に爆発を起こしてオメガに追加ダメージを与える。
そしてPXアーマーに換装したルインが繰り出した手裏剣がオメガの体を削っていく。
「グ…オオオオッ!!」
それでもオメガは堪えずに両腕を切り離して二人にリング状のビームを放つ。
どれも一度見た技であるため、どんなに速くなってもかわすのは容易であった。
「はああっ!!」
「てやあっ!!」
ダッシュとジャンプでかわしながらゼロとZXアーマーに換装したルインが距離を詰めてセイバーを振るい、オメガの両腕を斬り落とした。
「グ…オオ…ゼェ…ロォ…!ル…イィン…!!」
「ゼロを気を抜かないで、オメガは全力を出していない。」
「心配するな。奴がダークエルフを取り込んだ時点で簡単に倒せるとは思っていない」
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