2部分:第二章
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第二章
「強過ぎる逃げられねえ、それで元に戻るってのかよ」
これには唖然とするしかなかった。何なんだと思ってもどうしようもなかった。しかもである。このゲームは依頼された謎を一つずつ解くゲームだ。それがであった。謎の一つ一つにしてもだ。どうやったらこんな謎が解けるのかわからないようなものだった。しかも謎によってはだ。敵が最後に出て来てだ。
一撃だった。灰にさせられた。そんな敵が普通に何体も出て来る。しかも復活させれば十歳も歳を取る始末だった。おまけにそういう敵が終盤にはだ。
「雑魚でこれかよ」
そうしたえげつない攻撃をしてくる敵が普通に出て来てだ。負けていくのだった。しかもそうした敵を倒してもいいアイテムは妙に手に入らない。
それでもネットを駆使して攻略法を見出し謎を解いていってだ。クリアした。それまでにかかった歳月はだ。
「一ヶ月学校以外は殆んどやってそれでクリアできるなんてな。こんなゲームはじめてだ」
そういうゲームだった。今では伝説となっている超絶的な難しさを誇るマイトアンドマジック、そのことを知っている者は知っている。誰もがだ。これ程まで難しいゲームはなかったと言う。そうしたゲームも昔はあった。クリアした者はそのことを誇りにしているともライフワークを達成したとも言われている。伝説の話である。
マイトアンドマジック 完
2011・4・12
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