第四十四話 上村大尉!演歌の花道!!その十三
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「うがいをしてもダメージは受けている!」
「これは大きいぜ!」
「それじゃあやるぜ!」
「俺達の歌を聴けーーーーーーーーっ!!」
こうしてだった、二人はここでデュエットで切り札と言っていい歌を歌った。
「雪国!」
「吉幾三さんの曲だ!」
「そしてバックを見ろ!」
「大道具召喚!」
その大道具はというと。
「小林○子さんだ!」
「紅白の衣装で出てます!」
「ご本人じゃねえから安心しろ!」
「目にはちゃんとライン入れてるぜ!」
だからご本人ではない。安心してよし。
「もうキラキラの大道具!」
「作者大好きなんだよこの服!」
「大晦日にこの大道具観てな」
「お正月にはかくし芸大会でハナ肇さんの銅像コント観るのが日本の正しい年末年始だよ」
そうだった、かつては。
「けれどこの人が紅白から去り!」
「ハナ肇さんもおられなくなった!」
「年末年始全然面白くねえぞ!」
「しかも作者大晦日まで仕事だったぞ去年!」
「元旦は毎年忙しいしな!」
「当然年末年始も執筆!」
年末年始が日常と変わりなくなっている。
「何か全然お正月じゃねえぜ」
「大晦日は年末最後の稼ぎ時だよ」
「そんな感じになってるからな!」
「もうこの大道具が懐かして仕方ないぜ!」
作者的にだ。
「おまけにハナ肇さんもおられないんだ」
「それって寂しいだろ」
「だからせめてここで出すぜ!」
「俺達の得点稼ぎも兼ねてな!」
↑ここ重要。
「インパクト大事だからな、舞台は」
「さあ、行くぜ!」
毎回通り長々と喚いてだった、二人は歌った。その雪国を。
書き忘れていた審査員の人達は苦々しい顔でだ、採点を出したが。
「全員満点!」
「五人全員が二十点出してくれたぜ!」
つまり一人当たり二十点で五人合わせて百点だ。
「対する日帝衆は全員十九点」
「合わせて九十五点」
「俺達の勝利だぜ!」
「今回も勝ったぜ!」
「くそっ・・・・・・」
採点者の一人田中さん(モブです)さんがはしゃぐ二人を観ながら忌々しげに舌打ちした。声はfレジェンド声優銀河万丈さんだ。
「忌々しいが満点だ」
「有難うなおっさん」
「俺達の歌を認めてくれてな」
二人はその田中さんにへらへらとした口調で言う。
「やっぱり採点は真面目にしないとな」
「作品が成り立たないしな」
「それをしてくれて何よりだよ」
「採点はあくまで公平に」
「それが出来てだな」
「作品は成り立つものだからな」
こう誇らしげに笑ってだ、そうして。
尚智が尚武にだ、こう言った。
「じゃあいつも恒例のな」
「あれをやるか」
「毎回通りな」
「よし、やろうぜ」
こう話してだ、そのうえで。
二人はそれぞれだ、大海原の上に出た、白波が
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