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緋弾のアリア 憧憬の銃士
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であってそう簡単に使うものじゃない。」

スペツナズナイフ。
スイッチを押すことでバネの力により刀身を発射するという武器だ。

「ハァァ!!」

最後に斬るが、それは簡単に止められる。
そして___

「うわっ!?」

雪和の身体が宙を舞い、そのまま背中から落下した。

「くっ!」

再び雪和は立ち上がろうとするが、喉元には既に俊一がゴムナイフを突きつけていた。

「あの場合は受け身をとれ。でないとこうなる。」

そう言い、俊一は椅子にゴムナイフを置いた。

「TSCB?」

「ハァ.....誰かが勝手にそう言って広まっただけだ。これに名前はない。」

The Special Close Battle。略してTSCB。
俊一が独自に編み出した近接戦闘術だ。

1m〜5m以内での戦闘で優位に立つことができ、50もの格闘術をベースにすることで、様々な状況に臨機応変に対応できる。
武器はナイフに限られず、拳銃、銃剣や刀剣、槍を持った状態でも戦闘を行える技だ。

「雪和。」

「ん?」

「そろそろ、銃を使ってみるか?」

「いいの?」

雪和は目を輝かせて聞く。

「あ、ああ。___取り敢えずこいつを。」

俊一は一つの拳銃を渡した。

「これは?」

「H&K USPだ。いい銃だぞ。」

「僕、俊一が使ってるのがいい。」

「俺の?ありゃ50口径だぞ。お前みたいなチビが扱えるもんじゃねえ。」

「僕はチビなんかじゃない!」

「じゃあ小6にもなって身長僅か130cmって点をどうにかしろ。あと、これ高かったんだぞ?」

「ぶぅ〜」

「俺の銃か......そうだ、じゃああれはどうだろうか。」

「?」

俊一は家の中にはいる。

「俊一?」

付いて行くと、倉庫で何かを探していた。

「どうしたの?」

「お、あったあった。」

そう言い、俊一は埃被った一つの箱を取り出す。

「それは?」

「お前にぴったりの銃がある。」

そう言い、俊一は先程模擬戦を行った練習場へ移動する。

「?」

こいつだ。

そして俊一が箱を開けると、二つの銃が入っていた。
一つは黒で、もう一つは白のカラーリングだ。

「俊一の使ってた奴?___じゃない.....」

「いいや、俺が使ってた奴だ。」

「え?こんなに小さかった?」

「ばーか。昔使ってた銃だよ。」

そう言い、その二つをとって雪和に渡す。

「IMI JERICHO945。別名ベビーイーグル。お前にぴったりの名前じゃねえか。」

「僕は赤ちゃんなんかじゃないもん!」

「はいはい、まあこいつ以外だったらあれくらいしか
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