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緋弾のアリア 憧憬の銃士
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______どちらもいない。親族はほぼ0。何処にもいない。つまり、孤児院に預けられても可笑しくない状態だ。」

「・・・」

「俺がお前を預かる。」

「え?」

「あんなとこにお前を預けたら、精神が崩壊する。それも確実にだ。だから、俺が預かる。」

「何を......」

北茅 俊一(きたがや しゅんいち)だ。よろしくな。」

そう言い、俊一は手を出す。

「・・・」

雪和はその手を無言で握り返す。

「お母さん......」

最後に、そう呟いた。

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3年後____

「俊一!」

「ん?どうした、雪和。」

「僕、俊一みたいになりたい!」

「俺みたいに?どういうことだ。」

俊一はそう言いながら笑う。

「なりてえのか?武偵に。」

「うん!」

「お前が武偵にね......」

俊一は雪和の身体を見る。

「小学4年生でまだ身長120cmがか?」

「ぶぅー!」

雪和は頬を膨らませて俊一を叩く。

「ハハハ、冗談だよ冗談。」

「俊一の馬鹿!」

「へいへい、馬鹿で結構。____で、本当に武偵になりてぇのか?」

「うん!」

「___わかったよ。お前を最高の武偵にしてやる。」

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「ハァッ!!」

雪和は俊一に殴りかかる。
それは受け流され、カウンターがくるが、雪和もそれを受け流し、そのままカウンター返しをした。

「違う。もっと鋭く、一撃で相手に致命傷を与えられるように打て。」

「う、うん。」

雪和はもう一度打つ。

俊一はそれを受け流した。

____凄いな、飲み込み早えぞこいつ。しかも手加減してるとはいえ、俺の一撃を3回目で受け流し始めた。
.....そうだ____いや、まだ早いな。

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2年後____

「ハァ!!」

雪和は俊一に向かってゴム製のナイフで斬りかかる。

「まだだ、先が曲がっている。真っ直ぐ突け。」

「セァ!!」

そして左手に持った2本目のナイフで再び斬りかかる。
2本目は木製だ。

「遅い。」

俊一はそれを軽く受け流す。
そのままカウンターをしようとするが。

「ッ!」

俊一は級に後ろに身体を逸らした。
すると、木製のナイフの刃が俊一の顔を掠めた。

「いい判断だ。だが、それは最後の手段
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