Episode 0 - All of the beginning
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.討って.......」
その男性は雪和のそばに落ちていた100円玉を拾い上げる。
「契約成立だ。」
「何言ってやがんだ!殺せ!」
再び発砲に入るが___
ダンッダンッダンッ
強盗が発砲する前に、その男性が数発発砲する。
「なん......だと......」
男達は一斉に倒れた。
見ると、全員眉間に風穴があいている。
「おいおい......武偵は人を殺せねえんじゃなかったのか?」
「ほぅ、仲間を助けず何やってんだと思ったら、こいつらの頭か。____まあいい。」
「質問に答えろ。」
「契約内容は______お前ら全員の射殺だ。」
ダンッ
再び一発の銃弾が発砲され、男の眉間を貫いた。
その男性が銃を上に向けると、大型のマガジンが重力に引かれ落下する。
そして新しいマガジンに変更し、安全装置をかけて腰のホルスターにしまった。
そのまま携帯電話を取り出し救急車を呼び、生存者の確保に当たった。
「もう大丈夫だ。外に出ろ。」
「ありがとうございます......」
「ありがとう.....貴方は命の恩人だ。」
次々に生存者が出て行く。
「さて.....と。___坊主、立てるか?」
雪和は動けない。
「_____無理そうだな。しかも容態も結構ヤバい。_____救急車は待ってられないか。」
その男性は雪和を担ぎ、そとで下ろす。
そして外に置いてあったアタッシュケースを取り、中から医療箱を取り出した。
「____契約金は100円。これでお前の依頼は果たした。もう直ぐで救急車が来る。ここでお別れだ。じゃあな。」
その男性は立ち去ろうとするが____
キュッ
雪和は気絶しそうな状態でその男性の服を掴んだ。
「.....どういうつもりだ.....」
そして、雪和は何かを伝えようとして、気絶した。
「_____このまま放ってはおけないか......」
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「うっ......」
雪和は、病院で目を覚ます。
「やっと起きたか。」
側の椅子には、さっきの男性が座っていた。
「ありがとう.......」
「....依頼だ。感謝されるようなことじゃない。」
「でも.......」
「・・・」
暫しの沈黙の後、その男性が口を開いた。
「紅楼寺 雪和___それがお前の名だな。」
「どうして.....?」
「丸2日眠ってたんだ。調べるくらい出来る。」
「・・・」
「兄弟は居らず、祖父母もいない。そして親は
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