Episode 0 - All of the beginning
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つ足をブラブラさせながらATMを操作している母を待っている。
パリンッ
「全員手をあげろ!!」
「「「「「!?」」」」」
1人の男が銀行に入り、そう叫ぶ。
後ろには数名の仲間がいた。
それに従い、全員黙って手を挙げる。
その理由は、その男達が握っていた物にあった。
_____AK-47.......
世界で最も人を殺した銃として名高い名銃だ。
男達は全員黒の目出し帽を被り、手袋を付けている。
「お前もだ!ガキッ!」
「グワッ」
状況が理解できず、手を挙げて居なかった雪和はノースリーブに肩にタトゥーの入った男に腹を蹴られる。
すると数m跳んだ。
「痛......い......」
「やめて!その子の手を出さないで!」
沙奈江が雪和を抱え込むように庇った。
「んだ?このアマ!ぶち殺して____「おい、目的はそうじゃねえだろ。」
後ろの落ち着いた男がそう言うと、男は銃を下げた。
「速く済ませてズラかるぞ。____金を用意しろ。出来るだけ沢山。今、持ってこれるも金額全てだ。そうすれば、お前らに危害は加えん。うちの馬鹿がそこのガキを蹴っちまったが、まあいいだろう。とにかく早く用意するんだ。警察を呼ぼうだなんて考えない事だ。意味わかるな?通報するな。」
そう言い、その男は鞄を二つ置く。
「早くしろっ!」
「は、はい!!」
全員が動き出す。
すると____
ダンッ
「うっ」
一発の銃声が鳴り響いた。
雪和はその轟音に耐え切れず、耳を抑える。
撃ったのはあの落ち着いていた男だ。
奥で、眉間を撃ち抜かれた銀行員が倒れている。
「い、いやァァァァァ!!!」
すると、銀行は一気にパニック状態となった。
「黙れ!!」
男がそう叫ぶと、パニック状態に陥っていた全員が落ち着く。
そして男は続けた。
「通報するな、と言った筈だぞ?」
「ああもういい!こいつら全員殺して俺たちが直接ぶんどればいいさ!」
「おいやめ___」
ダダダダダダダダダッ
男は連射する。
カウンター内に居た銀行員はほとんどが死亡し、電話は破壊され、ガラスにはヒビが入り、ボロボロに落ちた。
「馬鹿野郎ッ!」
そう言い、タトゥーの入った男を落ち着いたあの男性が殴った。
「な、なにしやがる!」
「おい、もう時間がないぞ!サイレンの音が遠くで鳴ってる!」
「チッ!やってくれたな!」
「あぁ!!!計画が狂っちまった!!」
「金を詰め込め!出来るだけ多く!!急げ!」
「あ、ああ!」
男達は一斉の金を集め出す。
そして____
「今だ!」
一人の銀行員が一
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