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緋弾のアリア 憧憬の銃士
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「ねえ、お母さん。僕、お父さんに会いたい。」

「!?」

6歳の誕生日を迎えたばかりの息子、雪和にそう言われ、母紅楼寺 沙奈江(こうろうじ さなえ)は驚愕する。

「ねえ、お母さん。お父さんって何処にいるの?僕にお父さんはいないの?」

息子がそんな発言をする度に、気はドンドン重くなり、同時になぜそんなことを自分に言うのかという怒りも込み上げてきた。

「ねえ、お母___」

パチッ

気づくと、沙奈江は雪和の頬を叩いていた。

「お母....さん?」

「!」

雪和は涙を浮かべながら頬を抑え、こちらを見ている。

「お母さん......?」

「雪和......」

「ッ!」

沙奈江が手を差し伸べると、雪和は怖がり、階段を上がって二階に行ってしまった。

「ごめんなさい.....雪和.....」

最後に沙奈江はそう呟いた。

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数時間後____

「雪和?入るわよ?」

「........うん.....」

沙奈江は息子の許可を得、部屋に入る。

「ごめんね?雪和.....」

「もう怒ってない?」

「うん......ごめんね?」

「・・・」

「よぉし、美味しいもの作って仲直りしようか。何がいい?」

沙奈江がそう言うと、雪和は目を輝かせて大きな声で言った。

「お母さんの作ったハンバーグ!!」

「わかったわ。じゃあ、買い物行こうか。」

「うん!」

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「ハッンバーグ!ハッバーング!」

息子の嬉しそうな姿を見て、沙奈江は落ち着く。

「とびきり美味しいのつくってあげるからねぇー?」

「うん!」

そう言い、沙奈江は挽肉のパックを手に取った。

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「〜♪〜♪」

雪和は挽肉のパックが入った袋を持って鼻歌を唄っている。

「あ、そうだ。」

沙奈江は何かを思い出し、雪和に駆け寄る。

「ハンバーグ♪ハンバーグ♪」

「雪和。」

「?どうしたの?お母さん。」

「ちょっと、銀行よらなくちゃ行けないから、車で待っててくれる?」

「僕も一緒に行く!」

「____わかったわ。」

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ハンバーグ早く食べたいな〜

雪和はそんな事を考えつ
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