序曲
LIVE4 バレンタインデー
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テージクリアしていろいろと特典をもらったリズムゲームじゃないか!クソッ、それを人質に取るとは……
「分かったよ!行けば良いんだろ!行けば!」
「それでよろしい。」
学校にて……
(さて、今日は何もないよな?去年みたいなことはないよな?)
そう考えて登校するとやはり何もなかった。
「ね?何もなかったでしょ?」
「あぁ、ここは健全な学校で良かった。」
「刹那はいろいろと自惚れすぎです。」
「あはははは………」
俺はいつも通り穂乃果達と登校してきた。海未になんか言われた気がしたが無視しておこう。だが、ここは健全だと思うにはまだ早い!ここからが勝負なのだ!
下駄箱には何もない。よし!
机の中には何もない。よし!
朝HRにて……
『皆、おはよう。今日は朗報があるぞ。なんと我がクラスに転校生が二人もやって来たんだ。しかも、男だ!』
『『『おぉー!』』』
『じゃあ、入ってきて良いぞ。』
(転校生か……この時期に転校してくるってことは元の学校で何かあったのかな?まぁそんなことはどうでもいいか。男と言うのは良いことだからな。一番の心配は俺と気が合えばいいが……)
俺がそう思っている間に転校生が入ってきてたみたいだ。って、えぇええ!
「獅子神隼人だ。よろしく。」
「黒薙白夜です。よろしくお願いします。」
『じゃあ、二人は刹那の近くの席に座ってくれ。刹那、いろいろと頼むぞ。』
先生にそう言われて俺は手招きをして教える。俺は山ほど聞きたいことがあるが、
「詳しい話は後でする。昼休みまで待っていてくれ。」と獅子神に言われたので俺は余計な詮索はしなかった。
昼休み……
俺達はいつものメンバーに獅子神と白夜を入れた6人で食べていた。
「おい、なんでお前らが今さら転校してきたんだ?」
「それを話すと長くなるが、簡単に言うとお前に負けたからだ。」
獅子神よ、俺は何もしてないはずだが。というか、女子3人は冷たい目で『二人に何をしたの?』的な感じで見るのはやめてくれ。
「隼人、それでは話が見えないのですが?」
「あぁ、ごめん。見ての通り隼人の頭に糖分が足りてないから僕から説明するね。」
獅子神に代わって白夜が説明する。白夜の話によると、俺がKEIONフェスティバルで優勝して、優勝を達成できなかった獅子神達が廃校を止められず今日来たという。でも、
「準優勝したお前らだったら入学希望者とか多くなかったのか?」
「俺たちもそう考えてはいたが現実は厳しくてな。入学希望者どころかオープンキャンパスへの参加者が一人だけだったんだ。隣町のUTXにごっそり持っていかれて廃校になったというわけだ。」
「でも、なんでこのタイミングで来たの?2年生からでも良かったんじゃない?」
ことりが質問する。それは俺も思った。
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